【アナリストの眼】クラウドなど新規システム開発案件拡大のクレスコ、指標割安
2012年8月16日 12:35
【今、この銘柄】
ソフト開発のクレスコ <4674> は3日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績を発表した。
売上高は前年同期比11.4%増、営業利益は同3.1%増、経常利益は同1.6%増、純利益は同41.6%増の増収増益だった。受託ソフトウェア開発事業が、主力の金融分野や公共サービス分野を中心に好調だった。流通・その他分野では、ソラン北陸(現クレスコ北陸)の子会社化も寄与した。
通期の見通しについては期初時点の会社予想を据え置いた。売上高は前期比10.0%増、営業利益は同21.3%増、経常利益は同14.9%増、純利益は同70.8%増で、増収増益の見込みとしている。クラウドサービス関連やスマートフォン関連を中心に、新規システム開発需要が旺盛な見込みとしている。配当についても年間22円(第2四半期末11円、期末11円)の予想を据え置いた。
通期会社予想に対する第1四半期実績の進捗率は、売上高が22.8%、営業利益が13.5%、経常利益が15.0%、純利益が17.4%となる。やや低水準だが、期後半にかけて情報セキリュティ分野なども寄与する模様だ。
株価の動きを見ると、概ね600円~660円近辺のレンジで小動きだったが、足元ではややレンジを切り下げる展開となった。8月10日には年初来安値となる574円まで下落する場面もあり、やや調整局面のようだ。ただし、足元では反発して600円台を回復する場面があり、調整一巡の兆しを見せている。
8月15日の終値595円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円40銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回りは3%台、実績PBR(前期実績の連結BPS707円87銭で算出)は0.8倍台となる。
週足チャートで見ると、580円近辺で目先の下値を固めて反発態勢のようだ。指標面には割安感があるだけに、戻り歩調の展開が期待される。当面のターゲット水準はレンジ上限の660円近辺だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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