【アナリストの眼】内外ともビジネス拡大好機の日本マニュファクチャ、株価水準切上げ

2012年8月15日 09:35

【今、この銘柄】

  製造請負事業などを展開する日本マニュファクチャリングサービス <2162> (JQS)は8日、今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績を発表した。

  売上高は前年同期比52.8%増の81億72百万円、営業利益は同4.3倍の1億92百万円、経常利益は同11.6倍の2億43百万円、純利益は1億7百万円(前年同期は0百万円)だった。11年7月に子会社化したTKRグループの連結効果で大幅増収増益となった。

  通期については期初時点の会社予想を据え置き、売上高が前期比41.4%増の450億円、営業利益が同4.0倍の10億円、経常利益が同3.9倍の10億50百万円、純利益が同63.1%減の5億円としている。純利益が大幅減益を見込んでいるのは、前期に負ののれん発生益11億40百万円が特別利益として計上された影響。配当についても年間300円(期末一括300円)の予想を据え置いた。

  通期会社予想に対する第1四半期実績の進捗率は、売上高が18.2%、営業利益が19.2%、経常利益が23.2%、純利益が21.4%となる。中国の製造派遣事業やベトナムの製造請負事業なども順調で、ほぼ計画水準としている。

  株価の動きを見ると、7月9日~10日に動意づいて4万7850円まで上昇した後は反落し、概ね3万円台半ばで推移していたが、8月8日に中国の政府系機関である河南省人力資源人材開発中心との提携を材料視し、9日には第1四半期連結業績も好感して4万8150円まで上昇する場面があった。

  8月14日の終値4万円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4627円27銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回りは0.7%台、実績PBR(前期実績の連結BPS3万2707円18銭で算出)は1倍台前半となる。

  週足チャートで見ると、下値を切り上げて26週移動平均線を回復した形であり、トレンド好転の兆しを見せている。当面のターゲット水準は3月19日の年初来高値5万2800円近辺だろう。さらに、営業利益が改善傾向を強めていることに加えて、10月施行予定の改正労働者派遣法が製造請負事業拡大の好機として材料視される可能性があり、戻り歩調の展開も期待できそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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