シチズンHD子会社が米マイクロンのディスプレイ事業を買収

2012年8月11日 00:14

 シチズンホールディングスの連結子会社であるシチズンファインテックミヨタは10日、米国に新設した子会社Miyota Development Center Of America,Inc.を通じ、米半導体大手Micron Technology(マイクロン・テクノロジー)社のディスプレイ事業を買収したと発表した。なお、同買収に関する契約を米国現地時間8月9日に締結した。

 シチズンファイテックミヨタは、デジタルカメラ等に搭載される電子ビューファインダー(EVF)のトップメーカーとして製品を供給している。シチズンファイテックミヨタのEVFは強誘電液晶を使用しており、応答速度が非常に速く、高解像度、高精細、高輝度表示が可能などの特長をもっている。この強誘電液晶の基本特許、製造技術およびVLSIの開発能力を持つマイクロン社のディスプレイ事業を買収することで、強誘電液晶の安定的な確保と新製品開発のスピードアップが可能となることから、さらなる事業拡大を目指す。

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