【中期注目銘柄】割安のピックルス、第1四半期減益も通期予想通り、低PER
2012年7月9日 13:00
漬物トップのピックルスコーポレーション <2925> (JQS)は、25円安の435円と下げ、年初来安値431円(5月21日)へ接近した。
6日(金)15時45分に第1四半期(3~5月)決算を発表。前年同期比21.0%増収だったものの、営業利益は57.5%減益だった。『ご飯がススムキムチ』などのキムチや浅漬、総菜が好調だった。ただ、天候不順の影響等により原料野菜の仕入価格が高騰した。
しかし、今2月期通期見通しには変更はない。とくに、厳しい消費の中で売上は5.6%増の228億300万円と続伸。営業利益は5.3%減の9億3000万円、1株利益88.9円の見通し。配当は年12円(前期年15円)の予定。不順だった天候も持ち直し、野菜価格も安定に向かっている。
通期が予想通りだったことで年初来安値を割り込むことなく、むしろ押し目買いが入っている。利回りが2.75%、PERも4.8倍にすぎないからだ。直ちに急反発に転じるのは難しいとしても割安から中期的には有望といえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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