【注目のリリース】日本製紙は中期計画に反応薄いが自律反騰の余地
2012年5月23日 20:33
■3年後の利益ほぼ倍増を計画
日本製紙グループ本社 <3893> は23日の10時30分に第4次中期経営計画(2012-2014)を発表。2014年度・15年3月期の連結営業利益は700億円(12年3月期は365億円)を目指すとしたものの、東証1部銘柄の8割が下げ、TOPIX(東証株価指数)が年初来の安値を更新する相場とあって反応は薄く、終値は1251円(39円安)だった。
第4次中期経営計画では、石巻工場(宮城県)の復旧とともに推進している洋紙事業の復興計画を完遂するほか、パッケージ・紙加工事業、木材・ケミカル事業、エネルギー事業などの成長分野を伸ばし、グループ事業構造の転換を図りながら、持続可能な成長を実現する。
株価は一時1242円(48円安)まで下押し、3日ぶりに年初来の安値。ただ、4月末の1600円からは下げピッチが早く、約22%の下落。PERは7倍台。このため、全体相場の下げが安定化すれば自律反騰の可能性は強いと見られている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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