【話題】日経平均9000円割れ、「物価政策」帳消し、底近しも
2012年5月10日 10:31
日経平均が10日(木)午前、9000円の大台を割り8985円(前日比60円安)まで下げた。9000円割れは、今年2月14日以来、ほぼ3ヶ月ぶり。
2月14日は日銀が「中長期的な物価安定の目途」、いわゆる物価上昇1%目標を打ち出した日。そこから、日経平均は3月27日の年初来高値1万0255円まで上昇した。しかし、今朝の9000円割れで、上げを帳消しとして、相場で言うところ「往って来い」となった。
マーケットでは、「今のデフレを克服することは容易ではない。まず、政権がしっかりしていなくては国民が安心して消費にお金を回そうとしない。党内がガタガタしているし、景気の良くないときに電気料金値上げや消費税上げでは消費はますます冷え込んでしまう。国民は将来の財政悪化は心配だが、将来より今のことがもっと心配。しかも、ヨーロッパの信用不安で輸出にも期待できない。物価1%の笛や太鼓を叩いても誰も踊ろうとしないのが今の状況だろう」(中堅証券)という。
この先、政治は「一寸先は闇」状態がまだ続きそうだ。企業業績にも電力料金、円高の上蓋が重くのしかかっている。ヨーロッパの行方も不透明。明るい材料は見つけ難い。
ただ、こういう時に相場は底打ちすることが多い。9000円を割ったことで、これまで様子を見ていた向きの突っ込み狙いの買いも予想される。30日線とのマイナス乖離も6%を超え、経験的には底値シグナルが点滅し始めた。ここは、『相場は相場に聞け』の教えを見守ってみたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【今日の言葉】社会問題のガチャとは?(2012/05/10)
・堀場製は業績上方修正で急反発、激動期は京都銘柄が主役!?=浅妻昭治(2012/05/10)
・グリーは「コンプリートガチャ」停止を好感し急反発(2012/05/10)
・【銘柄診断】カルビーは上昇トレンドに一服感、逆日歩継続への目配りが必要に(2012/05/10)