【話題株】丸一鋼管は工場用地収用益・補償金発生も反応薄く続落
2012年4月9日 16:53
丸一鋼管 <5463> は9日、36円安の1813円まで下げて4営業日続落した。前週末6日大引け後に同社東京工場(千葉県市川市)の敷地の一部が、東京外かく環状道路事業に伴う用地収用対象となり、国土交通省関東地方整備局・首都国道事務所と土地売買契約を締結、売却益と物件移転料等補償金が発生すると発表したが、反応は薄く利益確定売りを押しとどめるまでに至っていない。
同社株は、2012年3月期業績を昨年8月、11月、今年2月と3回も下方修正してきており、2013年3月期業績は、特別利益の発生が加わり好転思惑も底流することになる。
収用対象となった工場用地は、東京工場の一部に付随する食堂、社員寮、社宅などの敷地としている土地(約2000平方メートル、帳簿価格2000万円)で、売却代金3億5900万円、補償金36億2400万円が、契約締結時に70%、残りが今年10月31日の土地引き渡し日に支払われる。
同社は、土地収用に対応して東京第2工場内に40億円を投資して新工場建屋を建設し集約・効率化を計画している。収用益・補償金の業績への影響は、課税特例の適用を受ける予定で、設備除去損失など未定のため未確定で確定次第に公表するとしている。
株価は、国内建設向け鋼材需要の低迷で続いた業績下方修正で1602円まで売られ、純利益を59億円(前期比42%減)とした3回目の業績減額では悪材料出尽くし感から1800円台を回復、続く積極的な中期経営計画の発表で年初来高値1988円までリバウンドした。2013年3月期の業績動向と綱引きしつつ下値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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