【株式市場を検証】日経平均株価、TOPIXともに続伸、円安一服でも先高期待
2012年2月23日 17:53
■東証2部指数は28連騰となり過去最長記録を継続
23日は上昇した。日経平均株価は前日比41円57銭(0.44%)高の9595円57銭となり続伸した。取引終了間際には9600円台を回復する場面もあった。一方のTOPIXは前日比3.95ポイント(0.48%)高の829.35となり続伸した。終値で昨年8月3日(826.75)を上回り、8月2日(843.96)以来の水準となった。
為替の円安進行が一服したため様子見ムードを強める場面もあったが、取引終了にかけて上昇幅を広げた。なお東証2部指数は28連騰となり過去最長記録を継続した。
日経平均株価の日中値幅は96円19銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆4229億円となり、前日の1兆4151億円に比べて増加し18営業日連続で1兆円を上回った。
前日22日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比27ドル02セント(0.21%)安の1万2938ドル67セントと4営業日ぶりに小幅反落した。米1月中古住宅販売が市場予想を下回ったことなどを受けて、利益確定売りが優勢だった。
ただし下値も限定的で小幅な下落にとどまった。S&P500株価指数は前日比0.33%安と4営業日ぶりに反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.52%安と3営業日続落した。米1月中古住宅販売件数(年率換算)は457万件となり、12月改定値の438万件に比べて増加したが市場予想を下回った。
この流れを受けて日経平均株価は前日比4円23銭安と小幅に売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き510万株の売り越し観測だった。為替の円安進行が東京市場に入って一服したことなどで利益確定売りが優勢だったが、下値も限定的で日経平均株価9500円台前半でモミ合う展開となった。午前の終盤になると、日経平均株価は前日比プラス圏に転じた。
午後に入ると、日経平均株価は前日比小幅高の9500円台半ば~後半の水準でモミ合う展開だったが、終盤にかけて徐々に上昇幅を広げた。結局、日経平均株価、TOPIXともに、この日の高値圏で取引を終了した。日経平均株価は取引終了間際に9600円台を回復する場面があった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1073(全体の64%)、値下がり銘柄456(全体の27%)だった。セクター別には、繊維、証券、保険、不動産などの上昇が目立った。輸出関連の主力株は高安まちまちだった。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位の野村ホールディングス <8604> 、18位のエルピーダメモリ <6665> 、23位のオリンパス <7733> 、24位のイトーキ <7972> の大幅上昇が目立った。
また、4位の三井住友FG <8316> 、5位のキヤノン <7751> 、6位のホンダ <7267> 、7位のみずほFG <8411> 、8位の日産自動車 <7201> 、11位のファナック <6954> 、13位のコマツ <6301> 、15位のファーストリテイリング <9983> 、16位のソフトバンク <9984> も上昇した。
一方で、12位のマツダ <7261> の大幅下落が目立った。また、1位の三菱UFJFG <8306> 、3位のトヨタ自動車 <7203> 、9位の東京電力 <9501> 、10位の三菱商事 <8058> 、14位のNTT <9432> 、17位のグリー <3632> 、20位のKDDI <9433> が下落した。
短期的な過熱感が警戒される中、外国為替市場での円安進行が一服したこともあり、午前は輸出関連の主力株に対してやや見送りムードだった。しかし午前の終盤に日経平均株価が前日比プラス面に転じると、主力株への買いも目立ち始めた。また物色は中小型株にも広がっており、全体として堅調な展開だった。為替動向や物色循環がポイントになりそうだが、先高期待が一段と強まっているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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