【注目の決算発表】東電は業績減額・赤字拡大に国有化懸念も重なりもみ合い
2012年2月14日 13:03
東京電力 <9501> は14日、寄り付きの3円安から8円高の209円まで買い直されるなど前日終値を挟んでもみ合っている。
前日13日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、3月通期業績の下方修正を発表、赤字幅が悪化し、さらに枝野幸雄経済産業大臣から公的資金注入を希望する場合は、議決権を伴う政府の経営関与を受け入れるよう求められたことも重なったが、織り込み済みとして売り方の買い戻しも続いている。
同社の今3月期業績は、原発事故により電力需要・供給の動向を見極めることを困難として未定としてきたのを昨年11月に開示したが、今回その予想値を修正した。売り上げを350億円引き下げ、経常利益を100億円引き上げ、純利益を950億円引き下げたもので、経常利益は3900億円の赤字(前期は3176億9600万円の黒字)、純利益は6950億円の赤字(同1兆2473億4800万円の赤字)と水面下の推移を予想している。
原子力損害賠償支援機構交付金1兆5803億円などを特別利益に計上する一方、原子力損害賠償額1兆6445億円や災害特別損失3122億円などを特別損失に計上することが要因となった。
株価は、200円台出没で3月末に策定予定の総合事業計画の動向を見守っているが、なお実質国有化の懸念も強め、売り方と買い方の攻防が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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