【注目のリリース】ハイデイ日高が増額・増配・分割を同時に発表
2012年2月11日 15:47
■300店舗を記念し株主還元
低価格の中華食堂などを展開するハイデイ日高 <7611> は10日の大引け後、2012年2月期の業績予想の増額修正と300店舗実現を記念する配当5円、および株式分割(1対1.2)を発表した。
今2月期の業績予想は、厳しい事業環境が続くものと見込んでいたものの、新規出店に加え、9月にはテレビ番組で「日高屋」のメニューが取り上げられたことなどから、売上高は272億円から274億円(前期は約248億円)に増額し、営業利益は31.5億円から33.2億円(同31億円)に、純利益は15.8億円から16.2億円(同16億円)に引き上げた。店舗数は、2月末で直営の全業態297、フランチャイズ3となり、株式公開時の目標であった300店舗を実現することができた。
2月期末配当は、普通配当15円(前2月期末も15円)に加え、300店舗実現の記念配当5円を実施。また、同じく記念の株主還元として、2月末日の株主に1株を1.2株の株式分割を行なう(基準日2月29日、効力発生日3月1日)。
株価は昨年12月中旬まで9カ月近く1200円前後の横ばい相場だったが、年末から上値を追う相場に移り、2月10日に1405円の高値に進んだ。10日の終値は1399円(5円安)。増額・増配・分割という好材料を3点セットで一気に出したため、ストップ高(週明け13日は300円高の1699円)もあり得る。ただ、このような好材料は今後しばらく見込めないため、急騰に乗り遅れたと感じた場合は深追いを慎むべきとの見方もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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