【株式市場】イラン攻撃観測あり手控え模様の中ソニーやシャープが急反発
2012年2月3日 15:41
■東証1部銘柄は27%が高い
3日後場の東京株式市場は、全般やや水準を下げて一進一退。イランに対しイスラエルが先制攻撃をかけるとの観測が伝えられ、模様ながめ気分が広がった。
前場は続伸のトヨタ自動車 <7203> は大引け0.2%7円安。ただ、円相場はやや軟化し、対ユーロで100円台に戻ったため、今期の赤字予想を昨日拡大修正したソニー <6758> は急反発のまま8.1%高、昨日ストップ安のシャープ <6753> は東証1部の売買代金2位の活況で反発し2.8%高。東証1部の値上がり銘柄数は447銘柄(約27%)だった。
日経平均は小反落。後場は14時頃に8825円98銭(50円84銭安)まで軟化する場面があり、大引けは8831円93銭(44円89銭安)。前場は10時前に8877円57銭(75銭高)まで上げた。
東証1部の出来高概算は、23億3321万株、売買代金は1兆2612億円。1部上場1675銘柄のうち、値上がり銘柄数は447(前引けは560)銘柄、値下がり銘柄数は1119(前引けは909)銘柄。
また、東証33業種別指数は7業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電気機器、石油・石炭、水産・農林、鉱業、電力・ガス、卸売り、海運。
一方、値下がり率上位の業種は、パルプ・紙、ガラス・土石、鉄鋼、不動産、非鉄金属、繊維製品、その他金融、情報・通信、ゴム製品、倉庫・運輸、証券・商品先物、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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