【注目の決算発表】虹技は業績再上方修正・減益率縮小で材料株人気が再燃し急反発

2012年2月2日 13:59

  虹技 <5603> (大1)は2日、25円高の314円まで上げて3日ぶりに急反発し、今年1月23日につけた昨年来高値345円を視界に捉えた。前日1日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、昨年8月に続き3月通期業績の再上方修正を発表、減益転換率を縮小することが材料株人気を再燃させ買い評価されている。

  3月期業績は、売り上げを昨年8月の上方修正値の据え置きとしたが、経常利益を1億5000万円、純利益を1億3000万円それぞれ引き上げ、純利益は、5億円(前期比18%減)と減益転換率を縮める。東日本大震災の影響を懸念したが、売り上げが堅調に推移し、全社あげての経費削減効果が上乗せとなって再上方修正につながった。

  株価は、昨年8月の業績増額は限定的な反応にとどまり、低位値ごろ株買いが大証単独上銘柄の同社株に波及して昨年12月安値165円から今年1月の昨年来高値まで短期2倍化と急騰、3分の1押し水準までスピード調整した。主力景気敏感株の株価動向次第で、値ごろ妙味を手掛かりに逆行高特性を再発揮しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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