【銘柄診断】昭和電線ホールディングスは信用買い残の整理が進捗、人気化待つ

2012年1月24日 15:36

  昭和電線ホールディングス <5805> は、1月18日に出来高が急増し90円をつけて復興関連株人気に乗るかに見えたが、今ひとつ支援材料とならず、人気の盛り上がりにかける状況だ。昨年12月29日の67円から1月18日の90円まで、34%上昇しているが、いかんせん商いが物足りない。

  連日数千万株の商いをこなせるだけの銘柄とあって、1月18日に一度3200万株の商いをこなしただけでは、相場がスケールアップする状況ではない。

  復興にからみ電線の需要が伸びるとの期待から昨年3月30日に117円の高値を示現した。当時、信用買い残は4月1日申し込み現在で1422万株まで大きく膨らんだ。

  株価の低迷でその後は処分売りがだらだらと続き、株価も上値トライができない状況にあった。しかし、直近1月13日申し込み現在では信用買い残が865万株まで減少、整理一巡感が強まる水準にまで減ってきた。

  今2012年3月期の業績は小幅減益見通しだが、受注が急増している免震装置の寄与などで来2013年3月期は増益転換が有力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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