【銘柄診断】アンリツは上昇相場の余韻を残す、今期後半の業績動向が注目点
2011年12月16日 14:35
アンリツ <6754> は3月15日の502円を底値にほぼ一貫した上昇波動を描き、8月に入るとともに震災前の高値2月15日の812円をクリアー。8月31日に934円まで買い進まれた後も勢いは止まらず、11月7日には956円までストライドを伸ばした。そこからの調整も12月8日の800円で早くも切り上げの様相が強まっており、今回の相場波動の強さがうかがえる動き。
今2012年3月期の見通しは第1四半期決算発表時に営業利益が62億円から110億円に。次が第2四半期決算発表時に110億円から117億円(前期69億9400万円)に2回にわたり増額されている。
今後急速な普及が想定されているLTE(第3.9世代通信規格)の開発用計測器では世界シェア約5割を握り、業績は成長路線に乗っているとの見方が強い。
ただ、株価的にはひとまず好材料を織り込んだニュアンスもあり、今期後半も想定どおりの急成長を確保することができるかどうかが今後の株価を読む上でのポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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