【注目の決算発表】くらコーポは増益転換予想で市場コンセンサスを上回る

2011年12月15日 18:37

  くらコーポレーション <2695> は14日大引け後に、10月期決算を発表。前期業績は、前々期比5%増収、29%経常減益、46%純益減益と前々期の過去最高から落ち込んだ。

  26店舗を新規出店(閉鎖1店舗)したが、東日本大震災の影響による外食手控え・節約志向や食材への放射能汚染の影響で、既存店来店客数と客単価がマイナスで推移し、積極的なテレビCMや有名キャラクターとのタイアップなどの戦略的な販促費が増加、さらに衛生面を強化するフタ付き寿司皿「鮮度くん」の全店導入費用も重なり減益転換した。

  今期業績は、25店舗を新規出店し、「ご当地フェア」も開催するほか、「鮮度くん」も積極的にアピールすることから、連続増収・増益転換を予想、経常利益は、40億円(前期比12%増)と市場コンセンサスを約4億円上回り、純利益も、20億3900万円(同35%増)と大きく増益転換する。

  株価は、6月の前期業績の1回目の下方修正で1000円台を割り971円まで200円安したが、12月の再減額では悪材料出尽くしから1000円台目前までリバウンドした。PER10倍台の下げ過ぎ訂正にトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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