【株式市場を検証】終値で14日以来の8600円台を回復、薄商いだが堅調展開
2011年12月2日 19:34
■日経平均株価は続伸
2日は、日経平均株価(225種)が前日比46円37銭(0.54%)高の8643円75銭で続伸し、終値で14日(8603円70銭)以来となる8600円台を回復した。TOPIXは前日比4.13ポイント(0.56%)高の744.14で続伸した。東証1部市場の売買代金は9153億円で3営業日ぶりに1兆円を割り込んだ。
前日1日の米国株式市場の動きは高安まちまちだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比25ドル65セント(0.21%)安と4営業日ぶりに小幅反落した。スペインとフランスの国債入札が順調で主要各国の国債利回りも低下した。米11月ISM製造業景況感指数は52.7となり、前月の50.8から上昇して市場予想も上回った。しかし前日の大幅上昇の反動で利益確定売りが優勢だった。新規失業保険申請件数は40.2万件となり前週比0.6万件増加して市場予想より悪化した。ただし反応は限定的だった。S&P500株価指数は前日比0.19%安と4営業日ぶりに小幅反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.22%高と小幅に続伸した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比5円85銭高と小幅に買い先行でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き80万株の買い越しだった。その後は日経平均株価8600円台前半の小幅レンジでモミ合う展開となった。前日の大幅上昇の反動や週末要因に加えて、米11月雇用統計を控えて様子見ムードも強めた。
午後の寄り付き直後には、アジアの主要株式市場の下落が弱材料視されて、日経平均株価が前日比マイナス圏に転じる場面もあったが、外国為替市場が落ち着いた動きだったこともあり、すぐに切り返した。その後も狭いレンジでのモミ合い展開が続いたが、大引けにかけては上昇幅を広げ、結局この日の高値引けとなった。ただし日経平均株価の日中値幅は51円82銭にとどまった。
東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄960(全体の58%)、値下がり銘柄555(全体の33%)だった。セクター別には物色の方向感がなく、低位材料株が物色された。主力銘柄の中には利益確定売りに押されるものも少なくなかった。売買代金トップのDENA(2432)は8.11%高だった。横浜ベイスターズの買収承認や証券会社のレーティング引き上げを好感した。またグリー <3632> が2.31%高、サイバーエージェント <4751> が1.92%高、コナミ <9766> が3.94%高など、調整色を強めていたソーシャルゲーム関連の上昇も目立った。
前日の大幅上昇の反動や週末要因にもかかわらず、日経平均株価、TOPIXともに続伸し、印象としては堅調な展開だった。チャート面で見ても日経平均株価、TOPIXともに、2営業日連続で25日移動平均線を上回る形となった。ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感が後退しており、米11月雇用統計で波乱がなければ、当面は買い戻し優勢の展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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