【話題株】CDSは名証2部上場承認が利益確定売りを加速し急続落

2011年11月24日 18:06

  CDS <2169> は24日、2500円安の8万9500円と4営業日続落した。祝日前の22日大引け後に名古屋証券取引所から11月29日付けで名証第2部への上場を承認され、ジャスダック市場との重複売買が可能となると発表、上場に際して新株式発行などの希薄化材料を伴わないが、きょうの寄り付きの上値の伸びが鈍いとして逆に利益確定売りの引き金となり、今12月期純利益の4期ぶりの過去最高更新や連続増配を見直すまでに至っていない。

  同社の今期業績は、今年8月に第2四半期累計業績を上方修正し、11月11日に開示した第3四半期業績が大幅続伸するなど好調に推移しており、通期純利益は、4億4600万円(前年同期比3.9倍)と大幅続伸し、2008年12月期の過去最高(1億4500万円)を更新する。

  主力の企業向けの技術仕様書制作が、パイオニア <6773> の子会社のグループ化などで好調に推移、システム開発も回復したことなどが要因となっている。このため今期配当は、8月に2Q配当を期初予想の1800円から2000円に引き上げ、11月に期末配当も同じく2000円から2300円にアップ、年間4300円(前期実績3300円)へ連続増配幅を拡大する。

  株価は、今期業績の大幅増益推移に反応して13万2000円の戻り高値まで変われ9万円台固めを続けてきた。PERは6倍台、配当利回りは4.6%と割安で、下値での逆張り余地も示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【チャート・ワンコメント】下値固める日本エムディエム、製品自社化で業績向上期待(2011/11/24)
【話題株】みらかホールディングスもM&A効果で売り上げを増額し反発(2011/11/24)
【上方修正株】シンワアートオークションは2Q業績上方修正で内需割安株買いが膨らみ急続伸(2011/11/23)
【話題株】オリンパス株の約7%をゴールドマン保有と伝えられる(2011/11/22)

関連記事

最新記事