【銘柄診断】新日本理化は仕手介入の思惑相場、兼松日産など手掛けたK筋介入との見方

2011年11月21日 06:57

■売り残の同行がキーポイントに

  新日本理化 <4406> が急動意となっている。11月1日に商いが膨らみ人気相場への兆候を見せた後、翌2日に商い値動きともに爆発的人気を集めて急騰、以後も上値追いに拍車がかかっている。ただ、現在のPER23倍まで買い上がる材料は見当たらない。

  ここから市場では兼松日産などを手掛けたK筋介入との見方が出ている。K筋の介入のパターンは初動で一気に放り上げ、割高感をあおりカラ売りを誘い込み、それから締め上げ相場に移るケースが多い。信用売り残は10月28日申し込み現在の72万株から直近11月11日申し込み現在では144万株まで増加、一応シナリオどおりの進み方をしている。ただ、売込みを誘って締め上げ相場へと言う流れは時間がかかる。

  短期指向を強めつつある今の市場の流れに照らすと、いわゆるちょうちん買いがいつまで続くか不透明なところが多い。このまま上へいくかあるいはいきなり下げに転じるか判断は難しい。とにかく信用売り残の動向が株価を読む上でのキーポイントだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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