エフティコミュニケーションズ:第2四半期連結業績は2ケタ増収大幅増益

2011年11月15日 10:02

■通期業績予想の上方修正も濃厚

  エフティコミュニケーションズ <2763> は14日、今12年3月期第2四半期連結業績を発表した。

  売上高220億37百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益4億54百万円(同2.11倍)、経常利益4億53百万円(同2.0倍)、純利益2億9百万円(同52.7%増)と2ケタ増収大幅増益となった。

  同社グループでは、今期の重点施策として、生産性の向上、ストック商材の販売強化、ラインアップの増加、パートナー企業の更なる出店による販路の拡大に加え、事業間のクロスセル、アップセルを行っていくとしている。そのほかに、早期人材育成と重要指数による全国統一戦略を挙げている。

  その計画通りに、東日本大震災からの早期復旧、ストック型収益の積み上げ、パートナー企業(販売代理店)の開拓、LED照明等の新規事業の推進、新卒新入社員の早期戦力化のための集合研修並びに配属先でのOJT(On the Job Training)等に注力した。

  一方、資本政策として、アントレプレナーの株式を5月に追加取得し、連結子会社(持株比率52.1%)とした。さらに、ビジネスホン等の拡販に向け、中四国地域において情報通信機器の販売基盤を持つ、アドバンスサポートと合弁会社(商号:株式会社グロースブレイブジャパン)を設立し、持分法適用関連会社としている。

  今通期連結業績予想は、売上高420億円(前期比0.8%増)、営業利益7億50百万円(同61.2%増)、経常利益6億50百万円(同28.7%増)、純利益3億50百万円(同33.8%増)と増収大幅増益を見込む。

  通期業績予想に対する進捗率は、売上高52.4%、営業利益60.5%、経常利益69.6%、純利益59.7%であることから、通期業績予想の上方修正も濃厚といえる。

  14日の株価は、1450円高の33,450円で引けている。予想PER10.2倍、PBR1.02倍、配当利回り4.48%と割負け感が強い。チャート的には震災の影響で株価5万円から3万円台まで急落した状態が継続しているが、今回の好決算発表を機に株価反発が期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題】300円挟んでモミ合う東京電力、「師走相場」でひと稼ぎ狙いか(2011/11/14)
【注目の決算発表】ムーンバットは今度は通期業績上方修正も利益確定売りで小反落(2011/11/14)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

関連記事

最新記事