オリンパス:証券監視委は課徴金程度の処分と伝えられる
2011年11月14日 07:01
■損失が現段階ではすべて解消との見方
「損失隠し」問題で揺れるオリンパス <7733> に対し、証券取引等監視委員会は、損失が現段階ではすべて解消されているとの判断から、処分を課徴金程度にとどめる可能性があると13日夜のNHKニュースが伝えた。証券監視委は、同社の「損失隠し」に関連し「飛ばし」や粉飾決算をはじめとする金融商品取引法違反の疑いで調査していた。報道では、旧経営陣については、監視委による刑事告発の可能性があるとした。
オリンパスの株価は、問題の発端となった元社長マイケル・ウッドフォード氏の解任発表(10月14日午前)から急落し、前日の終値2482円から11月11日の安値424円まで約83%・2058円下落。終値比較では、11日までで高かった日が2日しかない一本調子の急落相場となってきた。すでに信用売り残が膨れ、買い残とほぼ同規模になり、信用倍率が1.0倍台に拮抗しているため、少々の材料でも一方向に振れやすい状況になっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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