【銘柄診断】コマツは3段下げ完了パターン、反転相場入りの様相が強まる

2011年10月27日 18:54

  コマツ <6301> が10月5日の1449円をボトムに出直り相場入りの兆候を強めてきた。27日の大引け後、第2四半期決算(4~9月・米国基準)を発表。建機・車両部門は、「戦略市場」のうち中国で減少となったものの、「伝統市場」である日本・北米・欧州で前年同期を上回り、鉱山機械分野では特に好調に推移。連結売上高は前年同期比14.7%増となり、税引き前純利益は同30.1%増となった。

  3月通期の予想は、為替がドル、ユーロ、人民元に対し円高で推移していることに加え、産業機械・その他部門で中国の金融引締めの影響が予想されることなどを要因に減額修正し、売上高は2兆1500億円から2兆500億円に、税引き前純利益は3000億円から2760億円に見直した。見直し後の予想1株利益は192円99銭。下期の前提為替レートは、1米ドル77円、1ユーロ106円、1人民元12.1円。

  自己株の取得は、11月7日から12月28日までの期間に、取得上限株数1600万株(自己株を除く発行済み株数の1.65%)、上限金額300億円。これに基づいて取得できた株式はすべて1月20日付けで消却するとした。

  5月2日の2926円の年初来高値から下降相場に入っていたが、きれいな3段下げ波動を描き、整理を完全に終了のパターンで、順調な引き戻し相場に転じる方向が予想される。建機世界最大手のキャタピラーが市場予想を上回る第3四半期決算を発表したことで、先行きへの不安感が後退しつつある。

  中国経済のハードランディング、業績予想の下方修正、中国ローカル企業の台頭などが悪材料視されてきた。このうち、最大のポイントである中国市場では5月以降需要低迷が続いてきたが、今2012年3月期の後半からは回復入りトレンドが想定されている。

  中国では来年2012年は5年に一度の中国共産党全国代表大会が開かれる。胡錦濤総書記(国家主席)から最高指導者の地位が習近平国家副主席に移る。中国共産党延命へ向けての最大のキーポイントになる景気浮揚策が強行される可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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