【株式市場】ディフェンシブ物色の裾野広がるが中国休場で手控え感
2011年10月5日 15:54
■東証1部銘柄の値上がり割合は11%
5日後場の東京株式市場は、一段下値を試す場面をみせて一進一退。引き続きユーロ安・円高の再燃に警戒感があり、景気減速がいわれる中国の株式市場が休場(上海は国慶節で7日まで休場、香港は重陽節で5日休場)とあって、様子見ムードが続いた。ただ、東証の33業種で高い指数は前場の2業種から5業種に増加。エイチ・アイ・エス <9603> が高値更新など、ディフェンシブ銘柄の物色は「裾野」を広げた。東証1部の値上がり銘柄数は189銘柄(約11%)だった。
日経平均は続落。後場は14時30分にかけて8343円01銭(113円11銭安)まで下げ、取引時間中の年初来安値8359円24銭(10月4日)を更新、大引けは8382円98銭(73円14銭安)。
東証1部の出来高概算は、20億6774万株、売買代金は1兆3080億円。1部上場1667銘柄のうち、値上がり銘柄数は189(前引けは198)銘柄、値下がり銘柄数は1416(前引けは1340)銘柄。
また、東証33業種別指数は5業種(前引けは2業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、その他製品、食料品、鉱業、サービス。
一方、値下がり率上位は、海運、電力・ガス、機械、卸売り、その他金融、銀行、証券・商品先物、金属製品、倉庫・運輸、ガラス・土石、輸送用機器、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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