【注目の決算発表】WNIウェザは1Q業績2ケタ減益で利益確定売りが先行し続落
2011年9月27日 18:41
ウェザーニューズ(WNIウェザ) <4825> は27日、200円安の2091円まで下げて31円安の2260円と続落した。26日大引け後に今5月期第1四半期(1Q)決算を発表、2ケタ減益と減益転換して期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対して低利益進捗率にとどまったことを嫌い利益確定売りが増勢となった。
1Q業績は、前年同期比1%増収、18%経常減益、19%純益減益と落ち込み、2Q累計業績に対する利益進捗率は、40~37%と目安の50%を下回った。交通気象の航海気象が続伸し、台風、大雨の気象リスク、地震、津波の地象リスク、節電意識を高める「デンキ予想」など個人サポーターとの交信型コンテンツなどのサービス利用が広がったことなどで売り上げは続伸したが、利益は、革新的なサービスを実現するための技術・インフラに積極的に投資したことなどで減益転換した。
2Q累計・5月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は18億円(前期比12%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値1200円まで売られたが、前期業績の順調推移や今期業績の連続最高純益予想などで大きく持ち直し、上場来高値2430円まで倍化した。1Q減益転換業績を織り込み、下値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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