【注目の決算発表】キリン堂は2Q上方修正業績発表も利益確定売りが先行し続落

2011年9月26日 18:41

  キリン堂 <2660> は26日、3円安の472円と小幅続落した。連休前の22日大引け後に9月21日に上方修正した今2月期第2四半期(2Q)決算を発表、純利益が、期初予想の連続赤字から黒字転換したが、材料出尽くし感から引き続き利益確定売りが増勢となった。

  2Q業績は、前年同期比2%増収、2.2倍経常増益と増収増益転換し、純利益は3100億円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)と水面上に浮上した。新規出店をスーパードラッグストアで4店舗(閉店1店舗)、小型店で1店舗(同1店舗)行うとともに、既存店8店舗を改装する活性化対策を実施し、組織・店舗・システムの構造改革を実施、商品政策面ではプライベート・ブランド商品の販売を強化し、東日本大震災の影響で生活必需品の需要増や春先の花粉症関連商品の販売増、さらに調剤売上高や健康食品販売も好調に推移したことが業績回復要因となった。純利益は、資産除去債務損失5億9000万円を計上し小幅黒字転換にとどまった。

  2月通期業績は期初予想を据え置き、経常利益は18億5000万円(前期比20%増)と続伸、純利益は1億2000万円(同36%減)と減益転換をそれぞれ見込んでいる。

  株価は、400円台固めから今期第1四半期の好決算を評価して年初来高値533円をつけ、9月21日の2Q業績増額で同高値を目指したが、全般相場急落に足を引っ張られて反落した。PER評価では割高だが、PBRは0.5倍と割り負けており、目先売り一巡後に下げ過ぎ訂正も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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