【株価診断】週末に減額と無配発表の日本写真印刷、現状株価維持は困難に
2011年9月19日 08:34
日本写真印刷 <7915> の、16日(金)株価は前日比76円高の1111円、安値は1059円まであり、この日は高値引け。株価は業績の急降下から2009年12月の5440円からの右肩下がり相場にある。安値は、去る、9月6日の1020円で4ケタ割れは避けられたものの、2009年高値からの下落率は81.2%に達する。
営業利益は2008年3月期の167億7000万円で頭打ちから下降に転じ、2011年3月期には営業赤字49億4800万円と赤字に転落。
週末にかけて戻したのは、配当は年45円を継続することから、今期の業績悪化は織り込み済みということだった。しかし、16日(金)15時に今期の「減額と無配」を発表した。
今期売上を380億円、営業利益で113億円、純益で272億5000万円、それぞれ減額した。修正後の営業利益は当初の黒字から110億円の赤字、最終損益でも270億円の赤字となる。前期(11年3月期)の赤字を上回る赤字幅となる。配当については、1ヶ月前の第1四半期決算を発表した8月4日には年45円継続を打ち出していた。今回は無配で公表した。
海外比率が7割近くあり、このところの海外経済不安定や円高が影響しているものとみられる。高技術だけに、今後、世界経済が上向きに転じれば業績に期待できるものの、今は先に足元の一段の業績悪化を株価が織り込む展開だろう。
年45円配当前提なら週末株価1111円での利回りは4.0%と魅力だった。しかし、無配となれば今の株価を維持することは難しいだろう。週明けの株価は一気に4ケタを割る可能性も否定できない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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