円相場が最高値1ドル75円台!介入への期待あるが効果に懸念も
2011年8月20日 13:07
■19日の深夜一時1ドル75円95銭
円相場が19日夜から20日にかけてジリジリ円高進行となり、日本時間の19日夜11時30分を回ったロンドン市場で、一時1ドル75円95銭をつけ、東日本大震災後の3月17日につけた最高値76円25銭を大きく更新したと伝えられた。続くNY市場でも円高が進み、一時75.941円をつけたと伝えられた。米国景気のダウン懸念や欧州の主要銀行の財務内容の低下に対する懸念があるという。
■NY株は続落
また、NY株式市場は大幅続落となり、ダウ平均株価は1万0817ドル65セント(前日比172ドル93セント安、1.6%安)だった。前日の419.63ドル安からは下げ渋る様子となっている。
こうした動きに対し、FX夜間取引の参加者の間では、日本の財務省・日銀による「介入」への期待が強まっている様子。ただ、海外勢の中には、介入の「顔役」として知られるようになった野田財務相が、首相候補としての人気が今ひとつとされる点を根拠に、介入に大きな効果はないとみる参加者もいる模様だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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