【注目の決算発表】三井松島は業績上方修正で低位資源株人気が再燃し急反発

2011年8月12日 18:17

  三井松島産業 <1518> は12日、14円高の166円まで上げて7円高の159円と急反発した。11日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正を発表、通期純利益が、期初の減益転換予想から増益転換することが、資源関連の低位割安株買いを再燃させた。

  業績修正のうち3月通期業績は、売り上げを期初予想の据え置きとしたが、経常利益を10億円、純利益を7億円それぞれ引き上げ、純利益は、47億円(前期比4%増)と続伸する。

  売り上げは、主力の燃料事業が堅調に推移して据え置きとしたが、利益は、海外子会社の石炭生産が好調に推移していることから上ぶれるもので、第3四半期以降の石炭需給は不透明と見通して下期業績は期初予想の据え置きとして、2Q上ぶれ分だけ通期上方修正幅とした。

  株価は、東日本大震災発生後に電力会社向けの石炭特需思惑で年初来高値211円まで買い進まれたが、高値後は右肩下がりの調整となり、150円台固めを続けている。PERは4倍台と超割安で、PBRも0.9倍と割り負けており、低位値ごろも手掛かり材料に、積み上がった信用買い残の整理をこなしつつ一段の底上げに進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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