【注目の決算発表】日本カーボンは増額2Q業績発表も利益確定売り先行
2011年8月11日 17:52
日本カーボン <5302> は11日、10円安の226円まで下げたが、終値は変わらずの236円だった。10日大引け後に今年7月25日に上方修正した今12月期第2四半期(2Q)決算を発表、2ケタ増益転換したが、前日の米国株価の暴落やこれを受けたきょう東京市場の急反落などから利益確定売りが先行した。
2Q業績は、前年同期比11%増収、47%経常増益、29%純益増益と伸びた。東日本大震災で被災した同社白河工場や子会社2社の復旧作業を進めて生産・出荷を再開、主力の人造黒鉛電極の販売数量は減少したが、太陽電池やリチウムイオン電池向けのファインカーボンや電池負極材の販売数量が増加、全社的なコスト削減活動を推進したことが寄与した。
12月通期業績は7月の上方修正値を据え置き、純利益は20億円(前期比17%増)と増益転換を見込んでいる。
株価は、7月の業績増額で窓を開けて260円の戻り高値まで急伸し、急伸幅を上回る調整をした。PERは12倍台、PBR0.8倍と割り負けており、下値からの極低位値ごろ株買いが再燃する展開も想定範囲内となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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