【注目の決算発表】ダイフクは業績上方修正で売り方の買い戻しが先行し安値から反発
2011年8月11日 17:38
ダイフク <6383> は11日、15円高の451円まで上げて6円高の442円と8営業日ぶりに急反発し、8月9日につけた年初来安値413円水準から底上げした。10日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正を発表、売り方の買い戻しが先行し下げ過ぎ訂正買いが再燃している。ただ高値後は、上げ幅を縮め前日終値を挟み売り買いが交錯した。
業績修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを50億円、経常利益を5億円それぞれ引き上げ、純利益は据え置きとし、経常利益は30億円(2.2倍)、純利益は8億円(同2.9倍)と続伸幅を拡大する。
米国子会社が、半導体工場向けシステムや自動車向けシステムの受注増で収益を拡大し、台湾子会社もタッチパネル業界の活発な設備投資の恩恵を享受、全社的な間接経費の削減効果も上乗せとなって上方修正につながった。
株価は、東日本大震災発生で456円安値まで急落、いったん震災前の600円台を回復したものの、業績そのものの低水準推移が響いて500円台固めが続き、円高進行と2月高値期日接近で年初来安値まで値を崩した。PERは割高だが、PBRは0.6倍と割り負けており、株不足が続く信用好取組主導で一段の底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・トレンドマイクロが第2四半期好調で後場も上値追う(2011/08/11)
・サンフロンティア不動産が業績予想の増額を好感し値上がり率1位(2011/08/11)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)