インテージのパネル調査分野は堅調に推移し売上高は前年並みを確保
2011年8月9日 10:45
■カスタムリサーチ分野は震災の影響による経済環境の悪化を受ける
市場調査のインテージ <4326> は、8日に今12年3月期第1四半期連結業績を発表した。
売上高7,435百万円(前年同期比6.4%減)、営業利益130百万円(同84.0%減)、経常利益109百万円(同86.5%減)、純利益50百万円(同88.3%減)と減収減益であった。
3月11日に発生した大震災の影響で、それまで回復基調にあった経済活動は一気に収縮し、景況感も悪化するなかで、節電による経済活動への影響もあり、厳しい状況となっている。
同社のセグメントの業績は、主力の市場調査・コンサルティング事業については、パネル調査分野は、各商品とも堅調に推移し、売上高はほぼ前年並みに確保したが、昨年7月より開始したSCI-personalへの開発投資により、費用増となっている。カスタムリサーチ分野は、企業マインドの回復により6月単月の売上は増加に転じたが、震災の影響による経済環境の悪化を受けた4月、5月の減収が響いた。この結果、売上高5,152百万円(同2.1%減)、営業利益157百万円(同71.4%減)となった。
システムソリューション事業は、震災の影響を受け同社の主力領域である旅行業界での売上高の減少が響き、売上高1,011百万円(同8.1%減)、営業利益△41百万円(前年同期△9百万円)。
医薬品開発支援事業は、CRO(医薬品開発業務受託機関)業務では、モニタリング業務は堅調であったが、データマネジメント・解析業務において新規業務の受注が低調であったことから、売上高1,271百万円(前年同期比19.3%減)、営業利益15百万円(同94.5%減)となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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