【注目の決算発表】パラマウントは1Q好決算も利益確定売りが先行し急反落
2011年8月5日 18:44
パラマウントベッド <7960> は5日、98円安の2178円まで下げて49円安の2227円と急反落した。4日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、3ケタ増益と続伸し期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したが、前日に米国NYダウが、512ドル安の大暴落を演じたこともあり、7月12日につけた年初来高値2295円水準で利益確定売りが先行した。
1Q業績は、前年同期比30%増収、2.1倍経常増益、3.1倍純益増益と伸び、2Q業績対比の利益進捗率は、79~83%と目安の50%を大きく超えた。
地上デジタル放送への完全移行に伴い、テレビ関連製品の需要が急増したことが要因で、東日本大震災による生産設備の一時停止、納期遅延の解消や、電力不足対応の7月以降に向けた在庫積み増しなどのために、3月28日から7月1日まで施設向け製品の一部ラインで通常の1シフトから2シフトへ操業時間を延長したことなども寄与した。
2Q累計・3月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、39億円(前期比58%増)と続伸を見込んでいる。
株価は、大震災発生でつけた年初来安値1701円から1株純資産2124円を支持ラインに下値を切り上げ年初来高値まで3割高し高値調整中である。目先売り一巡後は、内需業態を再評価して低PER修正の展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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