【銘柄診断】物語コーポレーションは連日の高値、３Ｑ好決算を見直し割安内需株買い

2011年5月30日 17:08

　　物語コーポレーション <3097> は３０日、４８円高の１４８０円まで上げて３営業日続伸し、連日の年初来高値更新となった。終値は４７円高の１４７９円。

　　今年５月９日に発表した今６月期第３四半期（３Ｑ）の好決算と、５月１６日開示の今年４月度の月次売上高の連続プラスを見直し割安内需株買いが拡大しており、昨年６月４日の東証２部上場から１年間を経過することから、東証１部指定替え思惑も高まっている。

　　同社の３Ｑ業績は、前年同期比２４％増収、５１％経常増益、４６％純益増益と続伸し、期初予想の通期純利益に対する利益進捗率は９９％と９カ月分で年間計画をほぼクリアした。

　　新規出店を直営店で９店舗（閉店１店舗）、ＦＣ店で１０店舗（同３店舗）と積極化し、食べ放題メニューを展開、メディアを通じた販促活動でブランド確立を図ったことなどが寄与した。

　　６月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は５億２２００万円（前期比３％増）と連続の過去最高更新を見込んでいる。

　　株価は、東日本大震災発生で当社店舗１８店が営業を休止したことなどから、年初来安値９００円まで４００円安し、営業再開とともに急落幅をカバーして年初来高値まで５００円高した。なおＰＥＲ１１倍台の割安修正が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）