【注目の決算発表】ブラザーは減益転換予想で市場コンセンサスを下回り急続落

2011年5月9日 13:03

  ブラザー工業 <6448> は、92円安の1161円と急続落している。前週末6日大引け後に3月期決算を発表、前期は今年2月の再々上方修正値を下ぶれて着地し、今期は減益転換を予想し市場コンセンサスを下回ったことが響き利益確定売りが増勢となっている。

  前期業績は、前々期比12%増収、30%経常増益、33%純益増益と続伸し、純利益は、2007年3月期の過去最高(288億7400万円)にあと約26億円と迫った。

  円高による為替のマイナスの影響はあったものの、産業機器が、市場急回復を受けて大幅増収となり、通信・プリンティング機器も堅調に推移したことが要因となった。

  今期は、工業用ミシンや工作機械などに堅調な需要があるとしたが、東日本大震災の影響で減益転換を予想、純利益は、200億円(前期比23%減)と市場コンセンサスを80億円強下回る。

  株価は、前期業績の再々増額でつけた年初来高値1353円から大震災発生で年初来安値1008円まで急落、3分の2戻し水準でもみ合っていた。下値を再確認しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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