ツイッターは「情報収集」、フェイスブックは「安否確認」:震災時の利用動向調査

2011年4月5日 11:34

 IMJモバイル(東京都目黒区)は4日、東日本大震災発生前後のツイッターとフェイスブックの利用動向について調査結果を発表した。利用目的はツイッターでは「情報収集」、フェイスブックでは「友人・知人の状況確認」が最も多くなるなど、特性に応じてユーザーが活用方法を使い分けている傾向が見られた。

 調査はインターネット上で行われたもので、20~59歳のツイッターまたはフェイスブックを登録、利用している男女932名が対象。そのうち724名はツイッターかフェイスブックを地震前から利用しており、208名は地震後から利用を始めた。調査日時は3月26日~28日。対象地域は全国だが、被災地は除かれている。

■TwitterとFacebook、利用開始の目的
○ツイッター(上表)とフェイスブック(下表)を利用し始めた目的(複数回答)
(出典:アイ・エム・ジェイ「震災に伴うTwitter、Facebook利用実態に関する調査」)

 利用し始めた目的(複数回答可)については、ツイッターでは「有益な情報を収集できるから」(47%)が最も多かった。フェイスブックでは、「友人、知人、家族の様子が分かるから」(55%)が最も多く、ツイッターは総合的な情報収集、フェイスブックは特に知人や家族の安否確認を目的として利用開始された傾向が伺える。

 また、地震前から利用していたユーザーに比べて、地震後に利用開始したユーザーの回答では、「非常時の連絡手段として利用できるから」の回答がツイッター、フェイスブックとも増えている。

■利用開始のきっかけ
○ツイッター(上表)とフェイスブック(下表)を利用し始めたきっかけ(複数回答)
(出典:アイ・エム・ジェイ「震災に伴うTwitter、Facebook利用実態に関する調査」)

 利用開始のきっかけ(複数回答可)は、ツイッターでは地震前からの利用者は「流行していたから」(31%)との回答が最も多いのに対し、地震後からの利用者では「友人、知人、家族に推奨されたから」(40%)との回答が最も多くなった。また、地震前からの利用者は「メディアで取り上げられていたから」が31%だったのに対して、地震後は33%に増えている。

 フェイスブックでは地震の前後とも「友人、知人、家族に推奨されたから」(45%)との回答が最も多く、次いで多い「メディアで取り上げられていたから」との回答は地震前に比べて地震後からの利用者の方が約10ポイント高い結果だった。

 震災後には知人からのクチコミまたはメディアの露出がきっかけで、利用につながったケースが増えたことが伺える。

■地震発生時の利用内容
○地震発生後72時間以内の利用内容(複数回答)
(出典:アイ・エム・ジェイ「震災に伴うTwitter、Facebook利用実態に関する調査」)

 地震発生以前からの利用者に対し、地震発生後72時間以内にツイッターとフェイスブックををそれぞれどのように利用したか尋ねたところ(複数回答可)、Twitter では「情報の収集」(84%)が最も高く、次いで「情報の共有」(48%)、Facebook では「友人・知人の状況確認」(56%)が最も高く、次いで「情報の収集」(47%)が高かった。利用開始の目的と同じく、ツイッターは情報収集、フェイスブックはは安否確認の手段として使い分けがされていたと推察される。

 その他の調査結果の詳細は、同社の発表資料(PDF)で確認できる。

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