【銘柄診断】MORESCOは配当落ちで安値更新も最高純益更新に見直し余地
2011年2月24日 19:59
MORESCO <5018> は24日、24日に配当落ちとなり前場に86円安の1021円と急反落し、今年2月14日の東証1部指定替え時につけた指定替え後安値1025円を更新し、後場はさらに下げ幅を広げて90円安の1017円と急反落した。
東証1部指定替えとともに実施した新株式発行(発行価格921円)・株式売り出しを巡り希薄化懸念と需給好転期待が交錯しているものだが、過去最高純益の更新や東証株価指数に反映される需給好転の現実買いも加わり下値からの割安修正展開も想定される。
同社の今2010年2月期業績は、昨年7月に上方修正された。自動車関連潤滑油剤の売り上げが、とくに中国の2子会社の好調推移や、タイ、インドネシアの四輪車、二輪車向けの需要増などで高い伸びを示し、流動パラフィンの売り上げも、リチウム電池のセパレータ生産向けに続伸していることなどが要因で、純利益は、9億6000万円(前期比2.9倍)と大幅続伸して3期ぶりの過去最高更新の更新幅を拡大する。PERは8倍台と割安であり、下値逆張りも一考余地がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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