伊藤忠、プリマハムらグループ食品会社と提携

2011年2月7日 18:48

 伊藤忠商事は7日、グループ会社のプリマハム、伊藤忠飼料、ヤヨイ食品と、飼料・畜産や食品製造の分野で供給体制の強化や販売の拡大を目的とした業務再編・提携を行うと発表した。人口減少や消費低迷を背景に国内市場での競争が激化する中、経営効率の改善を図る。

 同提携を通じて、飼料・畜産分野では飼料原料から畜肉加工品の製造・販売に至るまでの統合を推進し、販売チャネルの共有化などを通じた業務効率化を目指す。食品製造分野では、冷凍・冷蔵食品を中心として製造インフラ・販売チャネル・商品開発体制を相互活用し、より効率的な製造・販売体制の構築を目指す。

 また、中国を中心とした海外展開についても今後検討していくという。

 飼料・畜産分野では、伊藤忠とプリマハム、伊藤忠飼料が提携し、食品製造分野では、伊藤忠、プリマハム、ヤヨイ食品が提携する。

 プリマハムは、売上高が2,526億円で伊藤忠の出資比率が39.35%、各種飼料・畜産物・食品の製造、加工、販売、種畜事業を手掛ける伊藤忠飼料は売上高が930億円で伊藤忠の出資比率が85.9%、調理冷凍食品の製造・販売を手掛けるヤヨイ食品は売上高が341億円で伊藤忠が93.2%出資する。

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