【注目銘柄】ティムコは登山人口急増の恩恵を享受、変化率大きい回復決算へ

2011年1月24日 23:14

■ブームの恩恵享受の高利回り株

  フィッシング関連用品『Foxfire』ブランド等を展開するティムコ <7501> は、11月24日の高値657円から短期急落に見舞われ、12月1日には571円まで売り込まれた。年22円50銭という高配当を実施していることで、その配当落ちが下げの主な要因と思われる。

  1月18日に前2010年11月期の下振れ決算と今2011年11月期の増益見通しが発表されたが、株価は好感買いされる結果となった。アウトドア用品に関しては、男性物衣料が苦戦したものの、女性の登山やアウトドアスポーツに対する関心の高まりなどが追い風となり、女性物衣料及びバッグ、ザック等のアクセサリー類を中心に堅調に推移している。(写真=フォックスファイヤーストア)

  山ガールのブームなどもあって、登山人口は2008年の590万人が2009年には1230万人に急増しているほど。フィッシング用品に関しては、ロッド(釣り竿)や偏光サングラス等の高額品を中心に販売が苦戦していたが、今期の売上げは前期比プラス転換の見通しだ。このため今期は営業利益5800万円(前期2600万円)と変化率を伴った回復が見込まれている。配当利回りは3.8%という妙味ある水準だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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