【銘柄診断】オリンピックは大幅増益見込むが当面決算発表までは材料難

2011年1月12日 13:32

  オリンピック <8289> は小売業界全般の低調な動きを映し、調整色の強い動きとなっている。同社は食品、日用雑貨、スポーツ・レジャー用品など取り扱う大型店舗のハイパーマーケットを中心に、食品以外の生活・レジャー関連商品を取り扱うハイパーストア、食品を中心とするスーパーマーケット、DIY・ガーデニング用品等を扱うホームセンターの4業態を展開する。それも関東1都3県に集中出店するドミナント政策を堅持している。

  そして、時代の変化に合わせた「戦略的スクラップ&ビルド」をスピーディに展開している。不採算店閉鎖や人件費圧縮などで2012年2月期は営業利益11億円(前期3億900万円)と大幅増益が見込まれている。

  それにも関わらず株価の動きは鈍いが、これは9~11月期の第3四半期の月次売上げが前年同期を下回る状況で推移、コスト低下による増益基調が来期も引き継ぐことが出来るか流動的なため。当面決算発表までは材料難で、株価も大きな動きは期待薄と思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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