【銘柄診断】ワールドインテックは中期計画策定、アジア展開加速し成長狙う

2011年1月6日 11:25

■中期展望良好の有望銘柄

  ワールドインテック <2429> は昨年11月の底値128円から着実に下値を切り上げつつある。2010年12月期の営業利益が当初の8億9000万円から2億8000万円(前期3億8900万円)へ大幅減額となったが、こうした悪材料を吸収して戻り足に転じてきた。

  昨年12月2日には2011年12月期を初年度とする中期経営計画が公表されたが、サブタイトルにうたわれている「九州からアジア」に見られるように、台湾をはじめアジア地域での人材派遣を積極化し成長を図る方針だ。

  また、国内では労働者派遣法改正による派遣労働者の減少、円高による生産現場の海外移転など人材ビジネス業界の環境は厳しさを増しているが、専門性の高い知識と請負技術を持つ同社にとってはむしろ優位性を発揮してシェアを拡大する好機と捕らえている。

  こうした施策を通じ2013年12月期には営業利益24億3500万円(2010年12月期2億8000万円)へのジャンプアップを想定している。ただ、不動産事業への新規進出の負担で2011年12月期は連続減益が想定されており、この悪材料をもう一度くぐりぬけた後で株価の訂正高の動きが本格化しそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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