「あかつき」の軌道投入失敗、原因は燃料系逆流防止バルブが開かなかったため
2010年12月27日 14:00
あるAnonymous Coward 曰く、
時事通信の記事によれば、探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入失敗は、主エンジンの燃料系逆流防止バルブが正常に開かなかった故障が根本原因と考えられると、JAXAが文部科学省宇宙開発委員会の調査部会に報告したとのことである。
ITmediaの記事によると、「あかつき」の金星軌道投入時に燃料タンクの圧力が想定より低下していたことが今までに判明しており、高圧のガスを燃料タンクに送って燃料をエンジンに押し出すことができなかったことが分かっていたが、その原因が今回特定されたことになる。
JAXAでは、このバルブが故障したメカニズムやエンジンの燃焼に与える影響を解明するため、来年7月にかけて地上で再現実験を行うとのことだ。6年後に再チャレンジが可能なのかどうかは分からないが、更なる解明と解決法の検討を頑張ってほしいものである。
スラッシュドットのコメントを読む | 宇宙
関連ストーリー:
JAXA、あかつきを金星周回軌道に乗せられず 2010年12月08日
金星探査機 あかつき と ソーラーセイル実証機 IKAROS、明朝打ち上げ 2010年05月17日
最新記事
- DeepSeek、初の外部調達で最大590億ドル評価額を検討中と報道——安価なAIが「資金力」を得ても残る3つの課題
- AnthropicがClaude Codeスキルの社内活用法を公開——実証済み9分類と「検証が最重要」の根拠
- Gemini 3.5 Pro、200万トークンのコンテキストウィンドウと「Deep Think」推論モードを搭載へ─6月中のリリース目指す
- SiriKitが正式に非推奨へ、App IntentsがSiri連携の必須基盤に——開発者に2〜3年の移行猶予【WWDC 2026】
- ソフトバンク、フランスで最大13.8兆円のAIデータセンター投資——原子力電力を武器に欧州最大規模の建設へ