朝日ラバーの第2四半期連結業績は増収大幅増益、自動車関連製品受注が堅調
2010年11月13日 15:26
■ASA COLOR LEDを始めとした自動車関連製品の受注が堅調に推移
工業用ゴム製品の朝日ラバー <5162> は、12日に今11年3月期第2四半期連結業績を発表した。
8月10日に第2四半期連結業績の上方修正を発表していることから窺えるように、リーマンショックの影響から回復してきている。
今期は、自動車・情報通信・医療介護の各分野への経営資源の集中を図り、顧客の視点に立ったものづくりを進めるとともに、独自の開発製品の販売拡大に注力。
工業用ゴム事業では、ASA COLOR LEDを始めとした自動車関連製品の受注が海外向けを中心に、堅調に推移した。連結売上高は20億900万円(前年同四半期比26.1%増)、セグメント利益は1億6800万円(同206.1%増)と増収大幅増益。
医療・衛生用ゴム事業では、医療用ゴム製品のうち、一部の製品で得意先の在庫調整などによる受注減もあったが、独自の開発製品の拡販活動により受注が堅調に推移。連結売上高は3億9600万円(同3.0%増)、セグメント利益は4100万円(同29.9%減)と増収減益。
この結果、第2四半期連結業績は、売上高24億500万円(前年同期比21.6%増)、営業利益9200万円(同2.69倍)、経常利益6400万円(同10.16倍)、純利益4500万円(前年同期0円)と増収大幅増益となった。
■今通期連結業績予想の下方修正を発表
しかし、今通期連結業績については、同日下方修正を発表した。スポーツ用ゴム製品の顧客販売戦略の変更による受注の減少及び開発製品の量産立上げの遅れが原因となっている。
売上高は前回予想を2億8200万円下回る48億5000万円(前期比3.9%増)、営業利益は5600万円下回る1億7300万円(同38.0%増)、経常利益は4900万円下回る1億円(同9.0%増)、純利益は1400万円下回る6100万円(同45.7%増)と増収大幅増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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