【チャート診断】ツクイは在宅介護が好調、中期的には政策支援の恩恵を享受へ

2010年11月11日 17:56

  ツクイ <2398> は昨年9月16日の高値831円から長い調整トレンド下にあったが、10月14日の399円と11月5日の403円でダブル底を形成、出直り相場入りを示唆するチャートパターンに切り替わってきた。

  同社は在宅介護を中心に、有料老人ホーム事業、人材派遣・職業紹介などの人材開発事業を展開している。在宅介護事業でデイサービスセンターを21か所新設したほか、既存のデイサービスセンターの利用率を引上げて収益改善に取り組んでいる。

  この結果、今3月期9月中間決算では営業利益9億800万円と前年同期比12%増を確保、今期通期でも営業利益16億5600万円(前期比4%増)の順調な収益確保を見込んでいる。介護業界では2012年の介護保険制度改正に向けて、「地域包括ケアの推進」を中心に議論が本格的に始まっている。同社の主力サービスの通所介護(デイサービス)については、利用時間の延長や宿泊を可能にする「お泊りデイサービス」の保険適用等も検討されており、中期的な見通しも明るい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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