ケーブル一体型の多点温度センサ「サンサーモ(R)」を発売 直径5mmの多心ケーブルに最大40ポイントまで実装 ~特許取得・三陽電工にしか開発できないIoT/M2M市場向け商品~

プレスリリース発表元企業:三陽電工株式会社

配信日時: 2017-10-18 14:00:00

製品画像

原理図

サイズ比較

三陽電工株式会社(本社:東京都北区、取締役社長:小林 潤)は、2017年10月19日より、直径5mmの多心ケーブルに最大40ポイントまでのセンサ・チップを埋め込んだケーブル一体型多点温度センサ「サンサーモ(SAN-Thermo)(R)」を販売いたします。センサ内蔵ケーブルとともに、インターフェース装置、基本ソフトウェアもセットで販売。IoT、M2M市場に向けた当社の戦略商品といたします。

製品詳細URL: http://www.sanyo-denko.co.jp/products/sensor-integratedcable/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/140840/LL_img_140840_1.jpg
製品画像

■開発背景と製品特長
IoT(Internet of Things)、M2M(Machine-to-Machine)など、センサ・ネットワーク構築の世界的な潮流に対し、三陽電工は「特殊電線メーカーにしか出来ない」ソリューションを提案します。極細線を用いた直径わずか5mmの多心ケーブル内部にセンサ・チップを割り入れた、電源供給の必要が無く、低コストで導入・維持が簡易なケーブル一体型多点温度センサ「サンサーモ(SAN-Thermo)(R)」を開発いたしました。敷設距離は100mまで、センサは任意の箇所に40ポイントまで実装可能。本構造に関する特許を既に取得しており、この方式で製造できるのは当社のみです。

複数ポイントの温度を同時に計測するシステムとしては、(1) 多数の温度センサを無線で接続する方式、(2) 複数の熱電対を変換器、伝送装置を介してネットワーク化する方式、などがありますが、設置・電源工事の複雑さ、複数個必要となる無線子機、熱電対変換器や伝送装置によるコスト増、などの問題などがありました。

当社の「サンサーモ(SAN-Thermo)(R)」は、基本ソフトウェアをインストールしたPCにインターフェース装置をUSB接続し、測定箇所にセンサ内蔵ケーブルを敷設するだけで使用可能。他方式のような無線機器や伝送装置、中間部への電源の供給などは一切不要です。既存の無線式、熱電対式に比べ大幅なコストダウンも実現しました*1。

*1:当社独自調査による。


■アプリケーションと販売見込
温度管理が必要なさまざまな環境での活用が見込まれます。例えば、システム化が進む農業分野では、精緻な温度制御が要求されるハウス栽培管理システムでの活用。自動車分野では車内複数箇所の温度を随時計測し、カーエアコンとの連動による座席別空調管理を実現します。そのほか、物流分野では冷凍・冷蔵コンテナや倉庫内の分散型温度監視、食品分野における発酵や保管温度監視、スマート工場における製造装置の状態監視、介護分野でのプライバシーを尊重した人にやさしい離床センサなど、幅広い分野でのIoT、M2Mシステムの実現に寄与します。
センサ内蔵ケーブル、インターフェース装置、基本ソフトウェアのフルセット販売と、センサ内蔵ケーブルとインターフェース装置を各種装置メーカーに提供するOEM販売を合わせて、年間売上を初年度1,000万円、5年後に1億円と見込んでおります。


■モデル価格(予価)
・センサ5ポイント/10mケーブル+インターフェース+基本ソフト
78,000円(税別)

・センサ40ポイント/100mケーブル+インターフェース+基本ソフト
290,000円(税別)


■ケーブル一体型多点温度センサ 標準仕様
ケーブル外径:≦ 5mm
実装センサ数:≦ 40ポイント
敷設距離 :≦ 100m
測定温度範囲:-40℃~+105℃
センサ部電源:USBより供給
モニタ機能 :リアルタイム/ロギング可能
アラーム機能:高温/低温異常値設定可能


■原理図
https://www.atpress.ne.jp/releases/140840/img_140840_2.jpg

■製品詳細
URL: http://www.sanyo-denko.co.jp/products/sensor-integratedcable/


■会社概要
商号 : 三陽電工株式会社
本社所在地: 東京都北区十条仲原1丁目1番8号
電話 : 03-3908-5191(代表)
FAX : 03-3908-5192
URL : http://www.sanyo-denko.co.jp
設立年月日: 1948年12月22日
資本金 : 10,400,000円
代表者 : 取締役社長 小林 潤
沿革 : 1946年、個人経営により三陽電線工業所を創設。
1948年に三陽電線工業株式会社と改称、法人組織となる。
1973年に現在の社名に改称。埼玉県戸田市に工場を持つ。
通信、計測、医療など特殊電線の設計・製造実績5,000種以上。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press