自然環境から来る放射線と、人災による放射線を明確に識別 個人向けポータブル放射能測定機「RadAngel(TM)」、7月下旬より発売開始

プレスリリース発表元企業:Kromek Ltd

配信日時: 2012-07-05 11:30:00



測定・分析機器大手のクロメック(本社:イギリス、CEO:アーナブ・バスー)は、個人向けポータブル高性能放射能測定機「RadAngel(TM)(ラドエンジェル)」の発売を、2012年7月下旬より開始致します。

「RadAngel(TM)」には、国家機関以外での使用が可能になったばかりの先進的な技術が使用され、自然環境から来る放射線と人災による放射線を明確に識別する、世界初の個人向け放射能測定機です。「RadAngel(TM)」には、クロメック独自のRadBar(TM)及びSDR(TM)技術が使われており、セシウム及び他の放射線核種を可視化させます。この技術により、これまでガイガーカウンターなどでは識別できなかった、自然環境由来のバックグラウンド放射線と人工的で有害な放射線核種を識別することを可能にします。

またiPhone、iPadなどに直接接続してデータを取ることも可能で、搭載されたGPSを活用することにより、Googleマップ上でお互いに情報を交換し、各地域での放射線量を知らせ合うコミュニティーを形成することも可能です。「RadAngel(TM)」のウェブサイト(URL:www.RadAngel.jp )

クロメックCEOのアーナブ・バスーは、「既に日本においても、我々の技術が使用された放射能測定機は存在していましたが、国家機関以外、そして消費者向けのものとしては今回が初めてのものになります。」と語っています。

2011年5月に福島原発での事故後、飛散したコンクリートガラを測定し、残留放射性物質がセシウム134、セシウム137であることを初めて確認した際にも、クロメックの技術が使用されています。

■製品概要
○名称:RadAngel(TM) (ラドエンジェル)

○発売開始時期:2012年7月下旬

○特長:
・革新的な個人用放射線検知器:
「RadAngel(TM)」の全長は8.8cmで、手のひらに収まるサイズです。簡単に持ち運べることはもちろん、パソコン、ラップトップ、タブレット端末、iPhone、iPad、iPod Touchなどに直接接続してデータを取ることが可能です。また、計測したデータをアップロードし、コミュニティーと共有することも可能にします。(URL:www.RadAngel.jp )

・RadBar(TM)によるスペクトル分析:
「RadAngel(TM)」のユニークなRadBar(TM)は周囲の放射線を正確に読み取り表示するだけでなく、どこから放射線が来るのかも識別します。これにより、放射線が自然環境から来るのか核爆発事故のような人災から来るのか識別することができます。

・セシウム・インジケーター:
ガイガーカウンターのような他のカウンターは計測器を通過する放射線の数を登録します。ある種の放射線は他の放射線より有害ですが、従来のカウンターでは違いが識別できません。ガイガーカウンターが識別できないセシウムや他の放射線核種の存在を視覚的に表示します。

・その他特徴:
長時間使用可能(一回の充電で約8時間)なリチウム・イオンバッテリー。

・接続可能機種:
- Windowsベースのパソコン(XP、Vista、7)、ノート型パソコン、タブレット端末
- AppleのiOS(4.3、5.0、5.1)のソフトを持つiPad、iPhone、iPod Touch


また「RadAngel(TM)」は、2012年8月に発売を予定している「FoodAngel(TM)」(フードエンジェル)と併用することにより、一般家庭の台所で食品や土壌、水などが放射能で汚染されていないかどうかを簡単に確認することをも可能にします。

「RadAngel(TM)」のデータを表示するアプリケーションとして、iPad用アプリケーション「iMetry(アイメトリ)」(参考出品・開発:ソフトバンクモバイル株式会社)へ接続することもできます。



■クロメックについて
クロメック は英国とアメリカにおいて70名以上(17名は博士号所有者)を雇用するプラットフォーム技術企業です。警備、民間原子力及び医療品市場に、デジタル・カラー・X線イメージングで使用材料を識別する製品を提供しています。ニッチ技術部門で170以上の特許ファミリーを取得しています。
アジア、ヨーロッパ、中近東そしてアメリカ合衆国における国際市場流通網を通じて、政府から国際空港まで、リサーチ機関から国際エネルギープロバイダーまで、医療基金団体から調節機構まで、とグローバルに幅広い顧客から支持されています。


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