アスベスト問題周知のクラウドファンディングをこうもりクラブが8月11日より開始

プレスリリース発表元企業:こうもりクラブ

配信日時: 2017-08-16 10:00:00


2020年東京オリンピックに向け解体建築ラッシュである今、父親をアスベスト被害で亡くした野口泉(こうもりクラブ代表 所在地:東京国分寺市)が、アスベスト問題の周知を目的にクラウドファンディングプラットフォームのMotionGalleryにて8月11日よりクラウドファンディングを開始しました。10月11日まで実施し、目標金額は70万円。集まった資金は、アスベスト最新情報掲載サイト制作資金、オイリュトミー公演『おしごとは呼吸すること』上演費用として使用させていただきます。▼クラウドファンディングページhttps://motion-gallery.net/projects/koomoriclub ※ページ内の写真はご自由にお使いいただけます。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1MzUyOSMxODc5NTQjNTM1MjlfS2dPbVROYlZxai5qcGc.jpg ]
■概要
肉体のみならず環境や社会と深く関わる呼吸。オイリュトミーという踊りの講師でもある野口泉が、アスベスト関連の呼吸器疾患である中皮腫で父を亡くしたことをきっかけに、人間の呼吸をテーマとした公演を行います。この公演がアスベスト問題の周知につながることも目的としています。モデル、ミュージシャン、女優として活躍する甲田益也子、世界的ミュージシャンである灰野敬二が当プロジェクトに賛同し、クラウドファンド及び当公演に出演することも話題を呼んでいます。また、こうもりクラブのロゴマーク及び特典には、薮内正幸美術館の協力を得て、ガンバシリーズ(『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』『ガンバとカワウソの冒険』岩波書店刊)や、サントリー愛鳥キャンペーン新聞広告のイラストレーション等で圧倒的な仕事を残した薮内正幸の画を起用しています。

▼クラウドファンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/koomoriclub
※ページ内の写真はご自由にお使いいただけます。

■背景
現在、6高裁5地裁でアスベスト裁判が争われています。2005年のクボタショック以降、アスベスト関連疾患に苦しむ原告の多くは高齢の為、裁判の解決を待たずに亡くなられており、意志をついだ遺族が裁判を進めている現状があります。今秋から来春にかけて重要な裁判の判決ラッシュを向かえる今、アスベストについての情報を周知し、世論を盛り立てていくことが急務との思いから当企画立ち上げに至りました。(首都圏建設アスベスト訴訟 東京高裁判決日10月27日など)


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1MzUyOSMxODc5NTQjNTM1MjlfcnpyYmJRUkVtRS5qcGc.jpg ]

■今後の展開
アスベストは1950年代の戦後復興期から2001年までの約50年のあいだ、日本全国で主に建材に使われました。その頃に働き盛りだった建設業、造船業などに従事していた方たちの多くが、現在この病気を発症しています。アスベストは吸入後、10数年~40年の潜伏期間を経て関連疾患を引き起こします。今後も2035年をピークにさらに増えていくだろうと言われており、アスベストについての情報が求められています。

■こうもりクラブについて
成り立ちの由来
冬眠中のこうもりの体温は周囲の温度まで下がり、呼吸数や脈拍数は普段の二十分の一まで減ってしまいます。
極限まで生態活動を抑えたこうもりは、秋にたくわえたエネルギーをちょうどよく使いきれる温度の寝床を選ばなければなりません。寝床が暖かすぎれば必要以上のエネルギーを消費してしまい、眠りながらやせ細って餓死してしまいます。逆に必要以上に寒いところで眠ると、こうもりはたびたび目をさまして、エネルギーを多く使ってしまい、春まで生き延びることができません。冬眠中に死んだこうもりは、死んでも足の爪で天井にぶら下がったまま体がくさるまで、そのままの姿でいるということです。こうもりが命がけで眠っているその姿は、生命が周囲の環境とともにあるということを象徴的に表しています。そしてその姿は、そのまま私たちそのものだと思えてきたのです。そういうわけで「こうもりクラブ」という名前になりました。

■オイリュトミー 【Eurythmie】 とは
20世紀初頭にドイツにおいて思想家ルドルフ・シュタイナーにより、その体系がかたち作られた身体芸術です。古代ギリシア語のEu (オイ) =【美しい】、Rythmos (リュトモス) = 【律動、リズム】に由来し、人間の身体と、それを取り巻く世界との律動的調和を意味しています。
オイリュトミーは、言葉や音楽の持つ響きから動きを生み出します。芸術性を高めていく芸術オイリュトミー、幼児からの発達に沿った教育オイリュトミー、さらに内臓や意識に働きかけていく治療オイリュトミーがあります。個人の内的意識と、周囲の環境との共振なくしては成り立たない芸術であるという点が、この身体技法の現在性をより際立たせています。


公演情報

2017年11月22日(水)
座・高円寺2

オイリュトミー公演
『おしごとは呼吸すること』

人間は1分間にほぼ18回の呼吸をする
一日は4分間の360倍
25,920回の呼吸のプロセス
私たちが行う360回の眠りと目覚めの繰り返し

構成・演出:野口泉
オイリュトミー: 野口泉 三上周子 清水靖恵
リーディング : 甲田益也子 × 灰野敬二
ピアノ:橋本祐子 島岡多恵子
照明 : 小駒豪
音響 : しのっぺん
宣伝写真/映像制作 : 梨乃
楽曲提供:まついいっぺいあきつゆこ(「なつのぜんぶ」より “ 天狗の園 ”)
ロケーションコーディネイト:土屋拓人
ウェブ:しのっぺん
アドバイザー:梨乃
主催/制作 : こうもりクラブ



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