HTAi(2017年6月17日-21日開催、@ローマ)にて「慢性疼痛患者のPHRを用いた症状管理と薬物療法選択での有用性」について発表
配信日時: 2017-06-28 14:00:00
Milliman, Inc.(以下 ミリマン)および株式会社ウェルビー(東京都中央区、代表取締役:比木 武、以下 ウェルビー)は、2017年6月17日より開催のHTAi(Health Technology Assessment International Annual Meeting, Rome, Italy)において、「Relation Between Pain And Treatment/Activity Based On Mobile App Data」の演題にて発表を行いました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/131820/LL_img_131820_1.jpg
慢性疼痛の自己管理用PHRツール「いたみ連絡帳」
昨今、患者自身による症状や治療についての記録ツールとして多くのモバイルアプリケーションが開発・普及しており、これらのアプリケーションにより患者の自己管理による症状の改善や、治療方針決定における医療者と患者の効果的なコミュニケーションを実現するものと期待されています。今回は疼痛管理の患者自己管理用PHRツール(Personal Health Record、以下 PHR)により、身体上の痛み、治療履歴、身体症状、及び身体活動について記録を行うことで、取得された記録データから痛みと治療履歴、身体症状の関係を明らかにしました。なお、調査にあたっては、708名の慢性疼痛治療患者を対象に、ウェルビーのPHRアプリ「いたみ連絡帳」( https://itami-renrakucho.welby.jp/ 、以下 対象アプリ)が使用され、データ分析はミリマンが行いました。
本調査の結果から、対象アプリからのデータ分析により、データ上の痛みの程度と治療履歴との間の傾向を示すことができ、他の臨床データとの組み合わせによる更なる患者特性の把握や、薬剤含めた治療選択への貢献、治療効果検証の可能性が観察されました。
今回の調査の主な結果は以下の通りです。
■データソース
(1) 疼痛と治療履歴(薬物療法):
●治療介入と疼痛の相関について、薬物療法の頻度・タイミングと、痛みの程度(0-10の定量スコアを使用)の分析を実施。
●治療介入(薬物)の前後の痛みの程度について、連続する2点の測定データ(t0,t1)の変化を分析。
(2) 疼痛と身体活動:
●痛みの程度による身体活動の可否についての相関をデータ分析。
■分析方法
●データ収集期間:2015年12月25日―2016年12月9日
●分析項目 :痛みの程度痛みの程度(0-10,low<high;朝/昼/夜/就寝前)
服薬タイミング(朝/昼/夜/就寝前),身体活動状況/活動可否
■結果および考察
708名の慢性疼痛治療患者を対象の調査の結果から、対象アプリからのデータ分析により、データ上の痛みの症状と治療履歴との間に傾向を示すことができ、他の臨床データとの組み合わせによる更なる患者特性の把握や、薬剤含めた治療選択への貢献、治療効果検証の可能性が観察されました。
■会社情報
◇ミリマンについて
ミリマンは保険数理および関連製品/サービスの世界有数のプロバイダーであり、健康保険、生命保険、損害保険、金融サービス、従業員福利厚生についてコンサルティング・サービスを提供しています。ミリマンは、世界中の60を超すオフィスに3,400名を超える従業員を擁するグローバル企業として、アフリカ、アジア、オーストラリア、南北アメリカ、ヨーロッパそして中東の全ての主要マーケットにサービスを提供しています。これまで60年以上の間、卓越した専門性、ピアレビュー、そして客観性を追究する厳格な基準こそが、今日の独立系数理コンサルティング会社のリーダーとしてのミリマンを創り上げています。ミリマンの詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。
●URL: http://jp.milliman.com/
◇株式会社ウェルビーについて
ウェルビーは、PHR(Personal Health Record)サービス提供企業として、慢性疾患の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。
提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病などの患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。医療機器メーカーと連携することで、各計測機器のデータをアプリへ反映するなど、治療支援のためのPHRサービスとして利用されています。また、大手製薬企業と共同で企画し、ウェルビーが運営するPHRサービスも数多くあり、糖尿病やがん系疾患、中枢神経系領域など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。
ウェルビーは、2011年からPHRサービスを提供するノウハウを活かし、医療機関、製薬・医療機器メーカーと患者さんをつなぐPHRサービスの総合プラットフォームとして、日本のPHRサービスをリードしています。
●社名 : 株式会社ウェルビー
●代表者 : 代表取締役 比木 武(ひき たける)
●本社所在地: 東京都中央区日本橋本町3-8-3 東硝ビル5階
●設立年月日: 2011年9月
●事業内容 : 患者向け治療支援デジタルサービス(PHR)の企画・開発・運用
●URL : https://welby.jp/
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
スポンサードリンク
「PC-ソフトウェア」のプレスリリース
- 7月15日発売Nintendo Switchソフト【クレヨンしんちゃん 『オラと博士の夏休み』 ~おわらない七日間の旅~】先行体験会開催!06/16 12:00
- 「キッズセキュリティ・ミマモルメ」川崎市立学校へ導入一斉メール・登下校メール・欠席遅刻等連絡機能を提供開始!05/11 16:15
- 労務管理ガイドライン準拠支援ソフトウェアロボット RoboBuddy Assist(ロボバディ・アシスト) キャンペーンのご案内 厚労省労働安全衛生法「労働時間の把握の義務化(19年4月)」「テレワークガイドライン(21年4月)」に対応03/26 12:00
- 「PC-ソフトウェア」のプレスリリースをもっと読む
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- トレデガー・サーフェス・プロテクション、樹脂指数に基づく価格設定計画を発表06/22 21:41
- エバリュエート・グループ・リミテッドがCem Baydarを最高コンサルティング責任者に任命06/22 21:01
- マルチファイア・アライアンス(MFA)が企業による5Gプライベートネットワークの導入を簡素化06/22 21:00
- インフィニオンとpmdtechnologiesがアンダーディスプレーの飛行時間型ターンキーソリューションでアークソフトと提携06/22 21:00
- とんねるず石橋貴明のYouTube「貴ちゃんねるず」の新企画 山形県鮭川村へのふるさと納税支援をスタート!6月22日(火)21:00よりポータルサイトにて受付を開始06/22 21:00
- 最新のプレスリリースをもっと見る