狂言の世界へはじめの一歩!毎月第2日曜日は「狂言の日」【横浜能楽堂】

プレスリリース発表元企業:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

配信日時: 2017-05-24 13:21:35



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初めて能楽堂へ訪れる方へおススメなのが、横浜能楽堂で定期的に開催している「横浜狂言堂」です。

通常、狂言は能とあわせて演じられるものですが、この「横浜狂言堂」は狂言だけをピックアップし、1回の公演で2曲楽しんでしまおう!といったもの。
毎月第2日曜日に開催しており、狂言師による解説付き、狂言2曲でチケットは2,000円のお手頃価格です。
演目は定番の親しみやすい曲から、めったに見られない珍しい曲まで。


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神秘的で壮大な物語を描く『能』に比べ、『狂言』は庶民の日常や滑稽な人間模様を題材にしていることが多く、クスッと、時には大笑いしてしまうような喜劇であることが特徴です。

初めて観る方はもちろん、狂言ファンの方も気軽に楽しく日本の古典芸能である狂言を満喫していただけること間違いなし!

次回6月11日の「横浜狂言堂」は、主人に隠れて狸を捕えた太郎冠者の言い訳がおもしろい「隠狸」と、出家したいという宿の主人が、妻に怒られて出家を僧のせいにするという「呂蓮」の2曲をお送りします。
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■2曲のあらすじをご紹介
狂言「隠狸」(かくしだぬき)
狸を捕っているという噂の太郎冠者だが、「狸など捕ったことはない」という。その嘘を暴こうとする主人との攻防戦。主人は、招いた客のために狸を買ってくるよう太郎冠者に命じ、市場に先回りして太郎冠者の様子を見ることに。市場では、太郎冠者がまさに大狸を売ろうとしており、主人に見つかってしまうが、それでも売っていないと嘘をつく。主人は太郎冠者が好きな酒を振舞い、酔っ払った太郎冠者は、段々と口が軽くなり、"狸捕獲のコツ"なるものをつい得意げに話してしまう。そのうち舞を所望され、腰に狸をつけたまま、夢中になってしまい、最終的には腰の狸は主人に奪われてしまう。

狂言「呂蓮」(ろれん)
旅の僧が宿を借り、宿の主人に後生の大切さを説くうち、主人は出家をしたいと言いだした。親類や女房は以前より相談をして了解ずみだというので、僧は主人の髪を剃ってやる。法名をつけてほしいと求められ、僧は蓮の字にいろはをつけた名を数々提案し、【呂蓮坊】と名付けた。そこに女房がきて、勝手に出家をしたと怒るので、主人は僧に罪をなすりつけ、僧は女房に責め立てられる。
名を付ける場面での「いろは」を使った楽しさと、妻を恐れて僧のせいにする主人の態度が笑いを誘う。

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