「将来有望な米国と日本の天然ガス事情」【ドットコモディティ】

プレスリリース発表元企業:ドットコモディティ株式会社

コモディティ専門情報サイト「Commodity Board(コモディティ・ボード)では、米国デリバティブ誌「Futures 」のWEB版「FUTURES MAG.COM」に記載されている、世界中の旬なマーケット情報やコラムについて、原文や日本語訳文をお選びいただき、ご覧になれます。
https://commodity-board.com/2011/05/futures-magazine.html

(6/6 更新)
おはようございます。

国際エネルギー機関(IEA)は5日に、「2017年に天然ガス生産で米国がロシアを抜き世界トップになる」との試算を発表した。米国では、これまで採掘困難だった地層のシェールガス採掘が可能となったことから生産が急拡大している。

今回、IEAは「米国は2017年には天然ガス生産で世界第1位のロシアを上回ると予想される。原油高が天然ガス生産を促すほか、堅調な国内需要と新たな輸出機会から米国の天然ガス生産は引き続き拡大するだろう。米国の天然ガス生産量は2011年の6530億立方メートルから2017年は7690億立方メートルまで増加する」との見解を示唆した。

原油の生産にピーク感が生じており、将来的には十分な資源供給になるのかどうかという議論が交わされる中、21世紀の原油に換わる新しいエネルギーとして天然ガスが大きく台頭することになりそうだ。前述のとおり、天然ガスの生産・供給は今のところロシアに依存するところが大であるが、今後は米国が席巻する情勢となる見通しである。それだけでなく日本の天然ガス生産についても将来有望である。

日本のメタンハイドレートの資源量は、1996年の時点でわかっているだけでも、天然ガス換算で7兆3500億・立法メートルもある。この量は、日本で消費される天然ガスの約100年分という莫大な規模である。もし将来、石油や天然ガスが枯渇するか異常に価格が高騰し、海底のメタンハイドレートが低コストで採掘が可能となれば、日本は自国で消費するエネルギー量を賄える自主資源の持つ国になる。

参考までに、メタンハイドレート(methane hydrate)とは、メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている包接水和物。低温かつ高圧の条件下で、水分子は立体の網状構造を作り、内部の隙間にメタン分子が入り込み氷状の結晶状のもの。メタンは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分であるため、地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源という位置付けである。

ただし、残念なことにメタンハイドレートは今はまだ商業化されていない。低コストで採掘できる可能性があるが現在調査中であり、採算性などは明らかにされていない。日本近海で政府直轄のメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムによるメタンハイドレート採取の研究が行われたことはある。研究が行われた南海トラフの海域は1999年から2000年にかけて試掘が行われ、総額500億円を費やしたが商業化には至っていない。南海トラフのメタンハイドレートは泥の中に埋まっており探索・採取が困難であったためとされている。

また明日もよろしくお付き合いください。
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(本レポート筆者のご紹介)
「小針秀夫氏」
トーキョートレーダーズタイムズ代表取締役
東京工業品取引所日報編集長を経て、2001年にトーキョートレーダーズタイムズを設立。
現在は「コモディティ・ジャーナリスト」として各メディアで活躍中。

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<会社概要>
会社名 :ドットコモディティ株式会社(http://www.commodity.co.jp/
所在地 :東京都渋谷区恵比寿1-21-8 セラ51 ビル6F
代表者 :舟田 仁(じん)
資本金 :18 億9,999 万円
事業内容:国内商品先物取引およびそれに関連する業務
     海外商品先物取引およびそれに関連する業務
     店頭商品デリバティブ取引(CFD、スワップ、オプションなど)
     貴金属積立ならびに貴金属の売買に関連する業務  
     金融商品仲介業およびそれに関連する業務



【付帯情報】
・「将来有望な米国と日本の天然ガス事情」
http://itm.news2u.net/items/output/99246/1


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