レノボ、2016/17年第3四半期はPC事業が牽引

プレスリリース発表元企業:Lenovo

配信日時: 2017-02-21 20:24:00

レノボ、2016/17年第3四半期はPC事業が牽引

売上高は122億米ドル
税引き前利益は1億100万米ドル
純利益は9800万米ドル
PC事業の売上高は前年同期から2%増加し、業界平均を上回る
世界全体のPC市場シェアは過去最高の22.4%
基本1株当たり利益は0.90米セント(6.98香港セント)


(香港)- -- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE: 0992)(PINK SHEETS:LNVGY)は本日、2016年12月31日締め第3四半期の決算を発表しました。第3四半期の売上高は122億米ドルで、前年同期から6%減少しました。税引き前利益は前年同期比68%減の1億100万ドルでした。純利益は前年同期から67%減少して9800万米ドルでした。

レノボは、データセンター、モバイルデバイス、PC・スマートデバイスの3つの主要な事業部門で大きく苦戦しました。アナリストのレポートによると、2016年12月31日締め四半期、これらの3つの部門では、低成長あるいはゼロ成長が続きました。

レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「マクロ経済は依然として不確実であり、当社の2つの新しい事業部門はまだ過渡的状態にあるものの、当四半期、当社は堅調な業績を上げることができました。当社のPC事業は引き続き好調で、モバイル事業も着実に成長し、データセンター事業は現在、明確な改善計画を構築しました。成長の原動力となるこの2つの新しい事業部門でコア・コンピタンスを確立するにはまだ時間はかかるものの、これらの事業部門が損益分岐点に達し、利益を生み出す成長を果たすことを確信しています。」

第3四半期の粗利益は、前年同期比15%減の16億米ドルで、粗利益率は13.1%でした。当四半期の営業利益は1億3800万ドルで、前年同期から64%減少しました。当四半期の基本1株当たり利益は0.90米セント(6.98香港セント)でした。2016年12月31日現在のレノボの正味現金は1億5500万米ドルでした。

事業グループ別概要

PC・スマートデバイス(PCSD)事業グループにはPCとタブレットが含まれ、第3四半期の売上高は86億米ドルで、前年同期から2%増加しました。前四半期比では、PCSD事業は堅実に10.2%の成長を果たしました。税引き前利益は、前年同期比7%増の4億3100万ドルでした。税引き前利益率は前年同期から0.2ポイント上昇し、5%となりました。

北米では、出荷台数が前年同期から14%増加し、業績は大きく伸びました。これにより、当四半期の世界全体でのPC出荷台数は合計で1570万台となり、前年同期から2%の増加となりました。同期の業界全体での出荷台数は2%減少していることから、当社は業界全体を4ポイント上回ったことになります。中国、欧州/中東/アフリカ地域および中南米で市場シェアは過去最高となり、世界全体で過去最高の22.4%の市場シェアを達成して世界のPC市場のリーダー的地位を維持しました。

レノボはまた、タブレットでも前年同期比10%増という大きな成長を果たし、市場全体を29ポイント上回りました。また、高成長製品ラインは前年同期から大きく成長しました。例えば、ゲーミングPCは71%増、クロームブックは76%増、デタッチャブルは91%増となりました。これらはすべて、レノボが現在強化を図っている製品ラインであり、その代表例は、先月CESで発表した新しいLegionブランド・シリーズのゲーミング・ラップトップです。

モバイル事業グループには、モトローラの製品とレノボ・ブランドのスマートフォンが含まれ、当四半期の売上高は前年同期から23%減の22億米ドルでした。しかし、成熟市場で大きな成長を果たし、前四半期比ではおよそ7%の増加となりました。当四半期の税引き前損失率は、前四半期から0.6ポイント改善され7.1%となりました。

第3四半期のスマートフォンの出荷台数は1500万台で、前四半期から7%増加しました。モトローラ・ブランドの製品の出荷台数は20%増加しました。Moto Gの出荷台数は、中南米だけで23%の増加となり、全体として前年同期から12%増加しました。世界第3位のスマートフォン市場であるインドでは、レノボは当四半期、9.9%の市場シェアを獲得し、強力なスマートフォン・サプライヤーとなりました。

データセンター・グループ(DCG)には、サーバー、ストレージ、ソフトウエア、サービスが含まれ、当四半期の売上高は前年同期比20%減、前四半期比3%減の11億米ドルとなりました。北米、中南米、欧州/中東/アフリカ地域では、売上高はそれぞれ27%、10%、9%と前四半期から大幅に増加し、DCG事業は前四半期から改善の兆しを見せました。

当社は引き続きDCGの長期的な競争力を高める変革的活動に注力しました。これには、販売チームの強化、販売経路への投資、製品ラインの改革、ブランド戦略の構築、新たなパートナーシップの追加などがあります。例えば、当社は、フォーチュン500社にサービスを提供する販売グループであるグローバルアカウント・チームを強化し、この分野のDCG事業は前年同期から37%増の成長を果たしました。

地域別概要

中国では、第3四半期の連結売上高は35億米ドルでした。前年同期から2%の減少となりましたが、前四半期からは8%増加しました。中国の売上高は、当四半期の世界全体の売上高の28.5%を占めました。中国の税引き前利益は前年同期から8%増加して1億8000万ドルとなり、税引き前利益率は0.5ポイント上昇し、5.2%となりました。

アジア太平洋地域の当四半期の連結売上高は前年同期比14%減の17億米ドルで、当社の世界全体での売上高の14%を占めました。この地域の税引き前損失は4100万米ドルで、税引き前損失率は2.4%でした。

欧州・中東・アフリカ地域の当四半期の連結売上高は前年同期比2.7%減の34億米ドルとなりました。しかし、前四半期比では23%増と堅調で、世界全体の売上高の27.6%を占めました。税引き前総損失は1億200万米ドルで、税引き前損失率は3%でした。

南北アメリカの当四半期の連結売上高は前四半期比8%減の36億米ドルとなり、世界全体の売上高の29.9%を占めました。税引き前利益は3900万米ドルで、税引き前利益率は1.1%でした。

レノボについて

レノボ(HKSE:992)(PINK SHEETS:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社に選ばれている売上高450億米ドル規模のリーダー企業として、消費者向け、商業向け、エンタープライズ向けの革新的技術を提供しています。高品質でセキュアな当社の製品とサービスは、PC(名高いThinkブランドやマルチモードのYOGAブランド他)、ワークステーション、サーバー、ストレージ、スマートTV、さらにスマートフォン(Motorolaブランドを含む)、タブレット、アプリケーションを含むモバイル製品ファミリーを網羅しています。リンクトインフェイスブック、ツイッター(@Lenovo)で当社をフォローしてください。詳細については、www.lenovo.comをご覧ください。

      レノボ・グループ 財務概要

2016年12月31日締め四半期

(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)

    第3四半期
16/17   第3四半期
15/16   前年同期比
変化率 売上高 12,169     12,913     -6 % 粗利益 1,595     1,885     -15 % 粗利益率 13.1 %   14.6 %   -1.5pts 営業費用 (1,457 )   (1,506 )   -3 % 売上高費用比率 12.0 %   11.7 %   0.3pts 営業利益 138     379     -64 % その他の営業外費用 (37 )   (59 )   -37 % 税引き前利益 101     320     -68 % 税金 6     (26 )   N/A   当期の利益 107     294     -64 % 非支配持分 (9 )   6     N/A   株主帰属利益 98     300     -67 % 1株当たり利益(米セント)           基本 0.90     2.71     -1.81 希薄化後 0.90     2.70     -1.80   本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



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