サイノラとJuhuaがOLEDテレビでの協力を発表

プレスリリース発表元企業:CYNORA

配信日時: 2016-09-23 00:33:00

サイノラとJuhuaがOLEDテレビでの協力を発表

サイノラとJuhuaがOLEDテレビでの協力を発表

(中国・深セン & 独ブルフザル)- (ビジネスワイヤ) -- OLED向け高効率青色発光材料のリーダー企業であるサイノラ、そして中国のオープンプラットフォーム企業としてOLEDテレビ生産のために印刷方式OLED技術の産業化を目指す聚華(Juhua)は、OLEDテレビ開発に関する覚え書きを交わしました。サイノラは、中国の液晶パネル2大メーカーのCSOTと天馬微電子(Tianma)が率いるJuhuaの技術プラットフォームに加わることになります。

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LCD業界がOLEDに向かう中、OLEDディスプレー市場は既に確立されており、CAGR(年平均成長率)41%で急成長しています。エンドユーザーにとって、この新技術にはLCDディスプレーと比べ、幾つかの利点があります。OLEDディスプレーは素晴らしい高画質で表示できる上、極めてコントラスト比が高く、色彩も鮮明です。またOLEDディスプレーは柔軟性と屈曲性を持つように製造できるため、新しい形状のアプリケーションが可能です。

中国の業界はLCD技術で大きな役割を担っており、現在は携帯機器/テレビスクリーン向けOLEDへの移行を準備しています。業界専門家は、2021年までに中国はOLEDディスプレーの生産で韓国に次ぐ第2位となり、総合的な市場シェアは24%に達すると見込んでいます。

CSOT(TCL傘下の企業)と天馬は、今後のOLEDテレビに向け、重要な印刷技術ノウハウの開発を加速するために、連携する大学や研究開発機関と共に協働プラットフォーム(Juhua)の確立に当たっています。Juhuaというオープンプラットフォームによる技術開発には、材料サプライヤーや成膜装置メーカーも連携します。

サイノラはこのプラットフォームに当社のノウハウと材料により貢献し、高性能・高コスト競争力のOLEDディスプレー開発に取り組みます。Juhua取締役会会長でTCLの最高技術責任者(CTO)のXiaolin Yan博士は、「TCLは当社ビジネスのさらなる拡大に向け、溶液処理可能なOLED技術に全力で貢献しています。当社製OLEDテレビの発売をさらに早めるため、当社の技術開発では、重要サプライヤーと密接に連携しています。消費電力が最小の製品を提供するためには、高効率の青色発光材料が必須です。サイノラとの協力は当社にとって非常に重要です」と語っています。

サイノラのギルダス・ソリン最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「OLEDの迅速な発展には、材料サプライヤーおよびディスプレーメーカーとの密接な協力が鍵です。当社の完全有機TADF材料は重金属を含まず、当初は真空蒸着方式を狙っていますが、インクジェット印刷方式でも容易に使用できます。サイノラは、Juhuaオープンプラットフォームの成功に向けて貢献できることを非常に喜ばしく思っています。」

Juhuaについて

広東聚華印刷顕示技術有限公司(Guangdong Juhua printed display company)は華星光電技術有限公司(China Star Optic-electrical Technology、CSOT)(TCL傘下の企業)と天馬グループ(Tianma Group)両社の子会社であり、CSOTと天馬がそれぞれJuhuaの株式の66%と34%を所有しています。巨大株主2社による強力な支援を受けるJuhuaは、印刷方式OLED分野の技術をリードする企業と見なされています。

またJuhuaは、革新のオープンプラットフォームおよび独立法人として、主として印刷方式OLEDコア技術に傾注しています。その際に従うべき哲学は「市場でのリード、業界や大学との協力、政府による指導、あらゆるリソースとの連携、ウィン・ウィン・ビジネスモデルの達成」であり、これに基づいてディスプレー業界全体の進歩を推進し、次世代ディスプレー技術の中心とすべく広東省を支えます。

TCLについて

TCLコーポレーションはスマート製品の世界的メーカーであり、インターネットアプリケーションサービスのプロバイダーでもあります。深セン証券取引所に上場のTCLコーポレーション(000100. SZ)は、TCLマルチメディア(01070. HK)、TCLコミュニケーション(02618. HK)、TCLディスプレー(00334. HK)、トンリー・エレクトロニクス(01249. HK)で構成されています。1981年に設立されたTCLは、7万8000人の従業員で事業を運営し、アジア・アメリカ・欧州・オセアニアの80以上の国と地域に営業所を持つほか、23カ所の研究開発センターと21カ所の製造拠点を構えています。TCLは2015年に1046億元(約160億2000万米ドル)の営業売上高を計上しており、ブランド価値は710億元(約108億6000万米ドル)に相当し、中国のテレビブランドで1位にランクしています。

サイノラについて

2008年に設立されたサイノラは、TADF技術のリーダー企業です。当社は、OLEDデバイスの消費電力量を劇的に削減できるようにする高効率青色OLEDエミッタシステムに焦点を絞っています。2016年末までに従業員70人となるサイノラの多専門的チームは、顧客ニーズを満たすことに高度な集中力を発揮しています。サイノラは韓国と中国に拠点を確立しており、材料およびデバイス開発で顧客と密接に協力しています。当社は100件以上の特許ファミリーから成る広範なIPポートフォリオを所有し、600件以上の特許取得を目指しています。

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Dr. Jinyao Song
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